夜間保育は子育てナースの強い味方|夜勤や残業なんて怖くない働き方も実現可

夜間保育は子育てナースの強い味方|夜勤や残業なんて怖くない働き方も実現可
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夜間保育は子育てナースの強い味方|夜勤や残業なんて怖くない働き方も実現可

こんにちは!トラカン先生です!

今回は子育てナースなら一度は利用を考えたことのある夜間保育についてまとめました!

お悩みナース
お悩みナース

収入を考えると夜勤込みで看護師を続けたい

でも両親の協力やパートナーに見てもらうことはできない

トラカン
トラカン

看護師と子育てを両立するのに夜勤がネックですよね

そんな子育てナースの人は夜間保育でその悩みが解決します

そのために

この記事でわかること
  • 夜間保育の概要
  • 夜間保育の種類とその特徴
  • 夜間保育を選ぶポイント

この記事を最後まで読めば

夜間保育に安心して預けられ、夜勤をセーブする必要もなくなります

夜間保育を検討するだ家の人にとっても十分役立つ内容になっているので、ぜひ一読ください!

【概要】夜間保育とは

夜間保育とは、保護者の就労などを理由に夜間の保育が難しい保護者の代わりに子どもを預かるサービスのことです

では、次の概要について確認していきましょう

  • 対象の子ども
  • 定員数
  • 開園時間
  • 利用料金と利用の流れ
  • 施設形態、設備及び備品
  • 職員の配置基準

対象児童

対象児童は保護者の仕事により夜間保育が難しく、自治体が保育を実施する児童が対象です

具体的な年齢は施設ごとに違います

トラカン
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0歳から預けられる施設もあります

夜間保育を考える人の中には

「夜、子どもを一人にして事件に巻き込まれたら…」
「子どもの生活リズムが崩れてほしくない」

このような悩みを抱える方も多いです

共働きやシングル、夜勤形態込みの雇用の人が増える現代において

夜間保育は仕事を続けるために不可欠な制度になりつつあります

定員数

厚生労働省は、夜間保育に入所できる定員は20人以上と定めています

開所時間

厚生労働省によると、設置認可基準を受けた施設では原則「午前11時〜午後10時」の11時間です

一方で、ベビーホテルなどの認可外の夜間保育では

「24時間対応」「宿泊OK」など、親のさまざまなニーズを満たした施設もあります

利用料金

利用料金は、各自治体もしくは運営元で決められいます

そのため、認可保育園なら自治体、認可外保育園なら運営元に確認しましょう

お悩みナース
お悩みナース

利用料金の目安でいいから教えてほしい!

認可・認可外保育園での利用料金の目安については、以下の表をご覧ください

対象児童利用料金
認可保育園保育料が無償化になる3歳以上無料
住民税非課税世帯の0〜2歳未満児無料
認可外保育園3歳児以上月額3.7万円まで無料
住民税非課税世帯の0〜2歳未満月額4.2万円まで無料

収入との兼ね合いもあるため、具体的な利用料金については自治体もしくは運営元に確認しましょう

施設形態

夜間保育の施設形態は、保育を専門に行う施設でなければいけません

厚生労働省は次のように定めています

夜間保育を行う保育所は、夜間保育のみを行う夜間保育専門の保育所及び既存の施設(保育所、乳児院、母子生活支援施設等)に併設された保育所を原則とするが、これ以外に例えば既設の保育所において、当該施設の認可定員の範囲内で、通常の保育と夜間保育とを行うもの等であっても差し支えないこと。

保育を専門に行う施設であるため、保護者も安心して預けられます

職員の配置基準

夜間保育における職員の配置基準は、次の通りです

  • 0歳児3人につき1人
  • 1歳児~2歳児6人につき1人
  • 3歳児20人につき1人
  • 4歳児以上30人につき1人

児童福祉施設最低基準に基づき決められた人数であり

最低でも2人以上の職員を配置しなければいけません

施設数

こども家庭庁によると、全国の都道府県で「20施設」、政令指定都市・中核都市で「73施設」が運営されています

トラカン
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まだまだ少ないのが現状です…

設置都市と件数は、以下のグラフをご覧ください

夜間保育の施設数(政令指定都市・中核都市)

都道府県別に見ると、神奈川県の4施設が最も多いです

政令指定都市・中核都市では、京都市の8施設が最も多く、次いで大阪市の5施設が上位を占めています

夫婦とも働きの家庭も増えて、今後も夜間保育のニーズは増えるでしょう!

夜間保育は3種類|状況に応じて選ぼう

夜間保育は運営元によって利用内容が違います

目的に合わせて、あなたが利用すべき施設が違うため注意しましょう

夜間保育は次の3種類です

  • 認可保育園【基本は22時まで】
  • 認可外保育園【24時間対応もあり】
  • 企業保育園【勤務時間内】

種類1:認可保育園【基本は22時まで】

1つ目は、自治体が営む認可保育園です

保育所として自治体の定める設置基準を満たしているため、親としても安心して預けられます

保育料無償化になる3歳以上、もしくは非課税世帯の0〜2歳未満の児童なら「無料」

ただし、開園時間は原則11〜22時までなので、夜勤中に預けることはできません

トラカン
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日勤残業や延長保育以外の選択肢としての利用が望ましいでしょう

認定保育園は、お住まいの自治体窓口や全国夜間保育園連盟HPから探せます

参考:全国夜間保育園連盟

種類2:認可外保育園【24時間対応もあり】

2つ目は民間が営む認可外保育園です

自治体とは別に独自の基準で設置されているため

「夜勤中に預かってほしい」「24時間保育」などの幅広いニーズを満たしたサービスが提供されています

トラカン
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24時間対応してもらえるなら、看護師の夜勤や急な勤務変更でも安心ですね

一方で、認可外保育へは国からの補助金が出ません

運営費はすべて利用料金でまなかわれます

そのため、1人あたりの利用料金が高くなります

トラカン
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一部、保育料無償化の対象になることもありますが、基本的には利用料金がかかると思っておきましょう

夜間働く人の多い都市部を中心に設置されています(設置都市はこちら

設置保育園は、ネットで「地域名+夜間保育園」と検索して探せます

種類3:企業保育園【勤務時間内】

3つ目は、会社などが独自で運営する保育園です

看護師には馴染みのある院内保育がこれに当たります

従業員の勤務時間に合わせて保育時間が設定されるため、預かり時間を気にする必要がありません

職場の敷地内や近くに設置されています

そのため

夜勤の休憩中に体調確認に行ったり、何かあればすぐに駆けつけたりもできます

トラカン
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夜勤を続けたいという理由で、院内保育のある病院に転職する子育てナースも多いです

設置施設は求人欄もしくは看護師転職エージェントに相談しましょう

看護師転職エージェントなら院内保育のある近くの病院を探してもらえるため、時間のない子育てナースにオススメです

利用方法については

【厳選】子育てナースにオススメの看護師転職エージェント5選|利用者のリアルな感想あり」の記事で解説しています

夜間保育選び|5つのポイントを押さえておけば不安ナシ

この章で説明する5つのポイントを押さえて夜間保育を選べば、預ける際の不安はありません

簡単に調べられる内容なので、夜間保育を検討中の人は必ず押さえておきましょう

  1. 預けたい時間に対応してくれるか?
  2. 預ける時間に見合った利用料金か?
  3. 保育園と子どもの相性が良いか?
  4. 夜間の防犯対策は厳重か?
  5. そもそも夜間保育を利用しないといけないのか?

ポイント1:預けたい時間に対応してくれるか?

運営元によって保育時間が違うため、利用時間を調べましょう

勤務時間に預けられないと利用する意味がありません

例えば、夜勤をしている子育てナースなら

  • ❌:認可保育園 → 22時までしか預けられないため
  • ⭕️:認可外保育園や院内保育 → 24時間対応などがあるため

あなたが預かってほしい時間に対応してくれる施設かは必須項目です

ポイント2:預ける時間に見合った利用料金か?

預ける時間に見合った利用料金かも考えておかなければいけません

夜間保育中の稼ぎが利用料金に消えるなら、そもそも夜勤をしない選択肢もあります

トラカン
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特に、22時以降は割増料金になるため、想像以上に高いと話す人もいます

お住まいの地域や施設によって違いますが

全国の20施設以上を確認したところ「1時間あたり1,500〜3,000円」が相場です

これに食事やおやつ代が追加されるため、割高に感じる人もいます

そのため、必ず利用前に確認しましょう

ポイント3:保育園と子どもの相性が良いか?

保育園と子どもの相性が良いかも大切です

相性の悪いと預けるのが不安だったり、預けた後も心配になったりします

預ける時に泣かれると、夜勤に身が入りません

夜勤中はずっと「子どもを預けてまで夜勤をしなくちゃいけない理由って何?」と自問自答です

トラカン
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一方で夜間保育に慣れすぎて泣かれないのも、それはそれで寂しい…(親心は難しいw)

夜間預けられる子どもも不安でいっぱいです

少しでも安心して過ごせるために、相性の良い保育園を選んであげることが大切です

相性を見分ける方法
  • 子どもの様子
  • 保育士の態度
  • 保育園の方針と環境

ポイント4:夜間の防犯対策は厳重か?

夜間保育を選ぶときに見落としがちなのが、防犯対策です

「保育施設に預けるから大丈夫」と思い、防犯対策について全く考えていない人も多いです

夜間は職員の数が少なく、物騒な世の中になりつつあるため

防犯対策のしっかりした施設に預けたいですね

お悩みナース
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でも、防犯対策ってどうやって調べてばいいの?

トラカン
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それなら、利用前に施設見学をさせてもらいましょう

不安な点はその場で質問し、解決できます

防犯上の問題から施設見学を受け付けていないこともあるので、注意しましょう!

ポイント5:そもそも夜間保育を利用しないといけないのか?

夜間保育が必要な状況下を見直すことも大切です!

夜、パパママと離れて過ごさなければいけない子どもは、不安でいっぱいです

親心としても夜はできるだけ子どもの側に居てあげたいですよね

夜間保育以外に、次の手段が考えられます

  • パートナーの勤務形態を変更してもらう
  • 実家の両親に協力をしてもらう
  • お互いのシフト調整をしてみる

パートナーや 両親に頼ることは決して悪いことではありません

子育てナースが感じる夜間保育の4つの不安

夜間保育を検討している子育てナースが抱く不安は、次の4つのです

  • 利用者の中に看護師(夜勤)の人もいますか?
  • 夜間保育でしてもらえること|食事・お風呂・寝かしつけは?
  • 夜間保育に預けるのはかわいそう?悪影響はあるの?|小児科ナースが回答
  • 急な発熱やケガなどへの対応方法は?

不安1:利用者の中に看護師(夜勤)の人もいますか?

はい、います

私が以前働いた病院の院内保育では

看護師をはじめ医師や放射線技師、薬剤師などさまざまな職種の人が利用していました

トラカン
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圧倒的に看護師の利用が多かったですが!

利用する背景には、次の理由があります

  • 勤務(夜勤や長日勤など)
  • 残業
  • 院内研修
  • 看護研究やチーム会

夜勤だけでなく、日勤の残業や勤務後の研修など理由はさまざまです

お迎えが早い人は、夜間保育に夜ご飯だけ任せて19時くらいに迎えていました

遅い人だけ既に寝ている子どもを抱き抱えて帰宅していました!

不安2:夜間保育でしてもらえること|食事・お風呂・寝かしつけは?

夜間保育では、主に以下のサービスが提供されます

  • 夕食の提供
  • 入浴
  • 寝かしつけ
  • トイレ補助やおむつ替え
  • 遊び(読み聞かせ、お絵描きなど)
  • 睡眠中の見守り
  • お迎え対応

また、認定NPO法人あっとほーむさんのように、保育園や学校からのお迎えサービス付きの夜間保育をしている施設もあります

施設ごとに提供するサポートが違うため、利用前に確認しましょう

不安3:夜間保育に預けるのはかわいそう?悪影響はあるの?

夜間保育による子どもへの悪影響はありません

その根拠は

1999年に2,000人の子どもとその保護者を対象に行われた全国夜間保育園連盟と大学の共同調査では

夜間保育の質を加味した子どもの発達への影響に関する実証的な根拠の無い

夜間子どもを預けるのが「かわいそう」と思う子育てナースの人もいる一方で

生活費を考えると働かざるを得ないケースも少なくありません

不安4:急な発熱やケガなどへの対応方法は?

夜間保育中の急な発熱やケガへの対応については、施設ごとに違います

例えば、東京都では

  • 周辺病院の情報をスタッフで共有
  • 緊急連絡先の確認
  • 救急対応訓練(119番通報、心肺蘇生措置など)や救命講習
  • 勤務ごとの役割分担

適切な対応に向けて日頃から備える施設なら、大切なお子さんを安心して預けられます

参考:東京都福祉局/夜間帯保育の実施に関して留意すべき事項

まとめ:夜間保育は子育てナースの強い味方

夜間保育とは、保護者の就労などを理由に夜間の保育が難しい保護者の代わりに子どもを預かるサービスのことでした

収入やキャリアの不安を抱えた看護師でも、夜勤と子育ての両立ができます

トラカン
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ただし、預ける親心、預けられる子どもの不安を減らすために、夜間保育選びにはポイントがありました

意識すべきポイントは、次の5つでした

  1. 預けたい時間に対応してくれるか?
  2. 預ける時間に見合った利用料金か?
  3. 保育園と子どもの相性が良いか?
  4. 夜間の防犯対策は厳重か?
  5. そもそも夜間保育を利用しないといけないのか?

これらのポイントを押さえておけば、夜間保育選びで失敗する確率をグッと下げられます

本記事が看護師と子育ての両立に夜間保育という選択肢を持つのに役立てば幸いです

他にも病児保育については、こちらの記事をどうぞ▼

子育てナースの救世主!「病児保育とは?」をわかりやすく解説

体調不良児対応型保育については、こちらの記事をどうぞ▼

体調不良児対応型保育とは?早退できない職場でも安心して働きたい子育てナース必見

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