すれ違い生活は当たり前?子育てナース夫婦の1日スケジュール大公開【※インタビューあり】


こんにちは!トラカン先生です
今回は「子育てナース夫婦の1日のスケジュール」について公開します
最近、ナース夫婦の1日のスケジュールが知りたいとコメントをいただくことが増えました

ナース夫婦の1日のスケジュールを公開した記事はほとんどないので、かなり貴重な記事になります
ナース夫婦がどんなスケジュールで動いているか知る機会にしてもらえると嬉しいです
- 子育てナース夫婦の1日のスケジュール(過去・現在)
- インタビューからわかる子育てなっやの理想と現実
最後まで読めば、子育てナース夫婦の実際の生活を知り、自分にも活かせる工夫を見つけられます
気軽に読んでみてください!
現実は想像以上に過酷?子育てナース夫婦の1日のスケジュール(過去・現在)を大公開
詳しく見ていきましょう
過去のスケジュール


夫は夜勤なので、ワンオペの朝は忙しい
- 朝ごはん・保育園の準場
- 子どもが起きる前に身支度

夜勤ラストスパート…

機嫌の悪い子どもに「早くして!」と怒りながら、ご飯を食べさせ、出発の準備

大泣きする子どもを預けて、職場まで爆走(安全運転)

- 情報収集
- ラウンドの準備
- 申し送り

- ラウンド
- 検査・OP出し

夜勤から帰宅
今晩も夜勤なので、お風呂・ご飯を食べて、仮眠しないと…

残業しなければいけないため、夫に保育園の迎えをお願い!

- 眠たいのを我慢して保育園の迎え
- 夕食の準備

残業が全く終わりそうにない…

子どもと夕食、お風呂、歯磨きを済ませる
今日も夜勤があるから、少し仮眠を取りたいんだけど…

子どもの寝かしつけをしつつ、寝落ち
母親がいないため、グズる子どもの寝かしつけは大変

子どもの寝顔に癒されつつ、帰れなかった自分に自暴自棄

明日も同じような日々が待っている…おやすみ

夜勤へ出発…眠たい…
- 子どもとゆっくり関わる時間がない
- 生活を回すだけで精一杯
- 子育て制度を何も利用していない
現在のスケジュール


家族全員で起床
保育園の準備はぜ前日に終わらせたので身支度のみ

朝、連絡ノートを書いてないと焦ることもありません

保育園の送迎担当は、事前に決めた通り

お互い家から近い職場なので、通勤時間も15〜20分程度

私は回復期病棟で穏やかに働き、妻は健診センターで外来業務をしています

子どもと関わる時間を増やしたいと思い転職しました

私は昼までのパートタイムなので帰宅
帰宅後は2時間ほど自由な時間を過ごした後
- 夕ご飯の準備
- 保育園の迎え
- 夕方子どもと遊ぶ など

基本的には定時退社
子どもも急な発熱などでも休みが取りやすく、本当に良い職場だなと感じています

帰宅後は家族全員で夜ご飯、お風呂や翌日の準幅を済ませて、寝るまでは自由時間(2時間程度)

自由時間の間に
- 保育園での出来事を聞く
- お勉強を一緒にする
- おもちゃで一緒に遊ぶ など

翌日が休みなら、自由時間を延長して夜更かしすることも!
職場や働き方を変えるだけでも、子育てに費やせる時間や心の余裕が随分変わります
- 心身の余裕から、小さいことで子どもにイライラしなくなった
- 夫婦が協力して子育てできるようになった
- 家族と過ごす時間が増えた
これはほんの一例であり、ナース夫婦の働き方に正解はありません
そこで、このブログを通じてあなたに合った働き方を見つけてもらえると嬉しいです
子育てナース夫婦へのインタビューからわかる看護師の理想と現実


インタビューにご協力していただき、ありがとうございました
早速なんですが、今日は子育てナース夫婦の理想と現実というテーマでインタビューができればと考えています

ナース夫婦で子育ては想像以上い過酷で、毎日目まぐるしい状況です

理想の生活とは程遠い原因ってなんだと思いますか?

時間通りに進まないこと、イレギュラーなイベントが毎日のように押し寄せてくることです

朝起きたらすでに機嫌が悪い
やっとご飯を食べ始めても一瞬目を離した隙に牛乳がカーペットにダイブ!
米粒が手足についたまま遊び始め、保育園の時間が迫っていても着替え・歯磨きは拒否
車に載せるのも一苦労な上に、保育園の駐車場から玄関までの道のりが遠い(暴れる子ども2人をラグビー抱き)
職場に着く頃にはヘトヘト…ですが急性期病院なので忙しすぎて息つく暇もなし
鬼の形相で仕事を終わらせて、迎えに行くとギリ延長保育の時間になっている…
帰宅後も私が夕食の準備、その間に夫が家の掃除とお風呂に入れる
こんなことが日常茶飯事です

凄まじい1日ですね…

次の日も同じ1日がくると思うと、体力温存のために早めに寝ることを優先します

また、夫が夜勤明けの日は朝はワンオペ…絶望しか感じられません

どんな生活が理想ですか?

子どもと過ごせる時間を1日1時間でも良いので確保したいです

夜は家族でゆっくり過ごしたいですね
休日は家族で少し遠出もしたいですし

不規則勤務だからまとまった休みがない上に、夫婦で休日が合うこともほとんどないからね

理想と現実でかなりのギャップがありそうですね
ナース夫婦が理想の生活に近づく方法についても記事を書く予定なので、今後もブログに遊びにきてもらえると嬉しいです
ナース夫婦が看護師と子育てを両立するための工夫10選

みんなは子育ての時間を確するのに、どんな工夫をしているの?
子育ての時間を確保するための工夫は、次の10つです
- 院内保育園や託児所を利用する
- 育児短時間勤務制度を活用する
- いざという時に頼れる人・場所を確保しておく
- 家事・育児を分業制にする
- ナース夫婦の同僚に相談する
- お互いに自分だけの時間を作る
- 完璧を求めすぎない
- 時短家電を活用する
- ファミリー・サポート・センター事業を活用する
- 最終手段|子育てに理解ある職場を探す
私や先輩ナースが実際に試して効果的だった工夫なので、試す価値アリです
特に、こんな思いがある人は活用必須です!
- 1日3時間は子どもと関われる
- 子どもの話をゆっくり聞いてあげたい
- 寝る時はそばにいてあげたい
- 仕事と子育てのバランスを整えたい
ちょっとした工夫で時間的な余裕が生まれ、子育てとの両立はしやすくなります

時間に余裕のなかった時は、子どもも不機嫌なことが多く、毎日が悪循環でした
具体的な工夫については、看護師と子育ては両立できる!ナース夫婦がすべき効果実証済みの工夫10選の記事にて解説しています
3ステップ|子育てナース夫婦の理想の働き方
子育てナース夫婦の理想の働き方を目指すための3ステップを解説します
- 理想の働き方の必須条件を出す
- 必須条件である理由を考える
- 具体的な解決策を探る
ステップ1:理想の働き方の必須条件を出す
看護師と子育てを両立するための必須条件考えましょう
- 夫婦間での意見のすり合わせができる(価値観の共有)
- 仕事と子育てを両立するための具体的な指針ができる
- 転職先に求まる条件が明確になり、求人探しもスムーズにできる
必須条件決められれば、妥協できない部分と柔軟に対応できる部分を区別できます
結果として、より理想的な働き方に近づけます
同時に、将来のキャリアプランや家庭生活の設計にも役立ちます
理想の生活を理想で終わらせないためにも、まず働き方の必須条件について考えてみましょう
ステップ2:必須条件である理由を考える
必須条件である理由がわかれば、理想の生活に向けた具体的な解決策を考えられます
必須条件と理由の具体例は、以下の通りです
必須条件 | 理由 |
---|---|
子どもとの時間を確保できる | 子どもの健全な成長を促すため |
勤務形態や休暇について相談しやすい | 子どもの急な病気などへ柔軟に対応するため |
必須条件の理由がわかれば、今後働き方を考える上での軸になります
では、次に具体的な解決策を考えていきましょう
ステップ3:具体的な解決策を探る
前の見出しで紹介した必須条件とその理由に沿って、具体的な解決策を考えました
- 職場の子育て支援制度の活用
- 子育てに理解のある部署へ異動希望
- 子育てに理解のある職場に転職 など
このように様々な解決策があります

原因がわかって初めて解決策を考えられます
人はわからないことを始めるのは億劫な生き物です
抽象的な悩みを具体的にできれば、具体的な解決策を考えられます
おまけ:子育ての時間が確保できれば、こんな良いことがある【経験談】
子育ての時間が作れれば、以下のようなメリットがあります
- 家族の時間が増えた
- これまで知らなかった子どもの成長や変化に気づけた
- 子どもの悩みや不安をタイムリーに発見して、リアルタイムで対処できた
先輩ナース夫婦への実録インタビューについても紹介しておきます


2人の現在の働き方を教えてください

私は常勤ナースで、妻はパートタイムナースです

以前はどんな働き方をしていましたか?

もともと夫婦ともに夜勤込みの常勤ナースとして働いていました

その時は夫が3交代で、私が2交代勤務でした

その時は子どもがいましたか?

はい、いました
子どもが1歳になり復帰した直後だったので そのタイミングで仕事と子育ての両立は難しいし、もっと子どもと関われる時間がほしいと思うようになりました

解決策として何をしましたか?

私は経済的な基盤を維持するため、残業の少ない部署へ異動(常勤ナースとして)、妻が日中のみのパートタイムナースになりました

雇用形態について相談し、日勤のみのパートタイムナースに変更しました

妻がパートタイムナースなってくれたおかげで、保育園の送迎問題は解決しました
他にも育児介護休暇の申請や時短家電を使ってみました

子育ての時間が確保できたことで具体的に何が良かったですか?

子どもの成長を感じれるようになりました
日々こんなにも成長しているのに気づけていなかったのかと思うと、もったいないことをした〜と思いました

特に3歳までの成長は目覚ましいですよね

子どもの成長を感じられるため
「こんなおもちゃが発達を促すのでは?」
「あんなおもちゃなら喜ぶだろーなー」
と子どものことを考えるのが楽しくなりました

これまではお互い忙しくて心に余裕がなく、親子ともに機嫌が悪い日も多かったなと…

他にも子どもの悩みにも気づき対処できるようになりました
例えば、通園し始めると、周りの子どもからの刺激が大きいようで
友達はボタンが留められるのに、自分はできない…
ちょっとしたことで喧嘩した
など、子どもなりの悩みもあるようです

大人の私たちからすれば些細なことでも、子どもにとっては壮大な悩みですもんね

上手に服が着れるように家で練習したり、友達との仲直りの仕方を一緒に考えたりします

悩みに早めに気づいて対処するようになり、子どもの自己肯定感も高まった気がします

なるほどですね、子育ての時間が確保できると、一緒に過ごす時間が増えるだけではないんですね
私も同じことを経験中なので、すごく共感です

今日はありがとうございました!
今日話してもらった内容は、きっと画面の向こう側の読者さんの背中を後押しになると思います

今回のお話がみなさんのお役に立てれば嬉しいです
ありがとうございました

ありがとうございました
まとめ:ナース夫婦の現実は想像以上に過酷!でも改善の余地あり
今回は「子育てナース夫婦|生活の理想と現実」について解説しました

子育てナース夫婦の現実は想像以上に過酷です
夜勤・残業、保育園の送迎、帰宅後もグズる子どもを横目に夕ご飯を作り、お風呂、寝かしつけ…
この記事を読んでくださっている方の中にも
同様の悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
一方で、働き方を少し変えるだけで、子どもと関わる時間を増やせるとわかりました

心に余裕を持てるため、一人で遊ばせたり、苛立って怒ったりすることもなくなりました
今回紹介した1日のスケジュールやインタビューを参考に、生活の見直すきっかけになれば幸いです
また、あわせて子育て支援制度の活用も検討してみましょう
