【看護師】子どもとの時間(パート)or 給料(常勤)のどっち?小1からの働き方を真剣に考えてみた

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こんにちは!トラカンです!
今回は「子どもが小学生になってからの働き方」についてまとめました!

子どもが小学生になったタイミングでパート勤務に変えた方がいいの?
働きやすさや収入面から経験者の意見を聞きたい

小学校になると保育園より預かってくれる時間が短いため、働き方に悩む人も多いですよね
結論、パート勤務の方が断然働きやすいです
子どもの生活リズムに合わせられるだけでなく、あなた自身の心身の負担も減ります
ただし、いくつか注意すべきこともあるため、その辺りも踏まえて解説しますね
- パート勤務にならざるを得ない理由
- パート勤務のメリット・デメリット
- 小学生になっても常勤として働き続けやすい職場17選
- 子育てナースの働き方に関する体験談
- 転職検討中の方が知っておくべくたった一つの注意点
最後まで読むと、子どもが小学生になったタイミングでパート勤務に変更するイメージが持てます
常勤 or パート勤務について事前に考え、あなたにとってベストナース働き方を見つけられるでしょう

すでに転職を考えているなら、看護師転職エージェントを利用し、効率的に転職を進めましょう!


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子どもが小1のタイミングでパートになる看護師は多い?
小学生になるタイミングでパート勤務や転職を考える先輩も多いです
特に急性期病院のような忙しい職場では残業や深夜勤務が当たり前で、子育てとの両立が現実的にではありません

はじめは「夜勤なし」と言われていたの…
月に1〜2回ずつ増えていき、気づけば断れない雰囲気になっていました
一方でパート勤務なら定時に帰れるうえ、勤務時間も短区なります
重症患者や時間のかかる処置から外れることが多いため、仕事のストレスも減るでしょう
転職と子どもの入学が重なると、心身の負担が大きくなため、1年前から計画的に転職する人が多いようです
もし転職のハードルが高ければ、同じ職場でパート勤務に切り替える方法もあります
子育てナースに共通するパートにならざるを得ない5つの理由
子育てナースに共通するパートにならざるを得ない理由は、以下の5つです
- 登下校時間に合わせて家にいれないから
- 保育園の時よりも夜勤がしづらくいるから
- 宿題のサポートや翌日の準備ができないから
- PTA役員や学校行事への参加が多いから
- 習い事をさせてあげられないから
理由1:登下校時間に合わせて家にいれないから
登下校の時間に家に居てあげたいと思うのは、親としてごく自然な気持ちです
パート勤務なら、子どもの帰宅時間に合わせて家で迎えられます
なぜなら、日勤のみで働け、退社時間もフルタイムより早いからです
例えば、子どもが学校のあとに学童保育へ行くとします
退社時間が15時であれば、夕食の買い物をし、16時すぎにお迎えも可能でしょう
また、始業時刻を9時にしていれば、登校班の同行や旗振り当番を終えてからでも無理なく出勤できます

最初の1か月は可能な範囲で一緒に登校してあげたいですもんね

旗振り当番も1〜2か月に1回は担当が回ってくるって聞いてます
入学したての頃は、子どもも不安を感じやすい時期です
そんなとき、パパママが一緒に登校してくれるだけで、ずいぶん気持ちが楽になります
理由2:保育園の時よりも夜勤がしづらくいるから
子どもが小学生になると、保育園のときより夜勤に入りづらくなります
理由は、子どもを預けられる時間が保育園よりも短くなるからです
保育園なら7〜18時まで預けられ、必要に応じて19時までの延長保育も使えました

夜勤絡みでも夫婦でやりくりできれば、送迎はなんとか対応できますもんね
しかし、小学生になるとそうはいきません
特に小学1年生は、はじめの1か月は午前中、4月末までは14時半に帰宅します
5月以降も15時すぎには帰ってくるため、学童保育に行かない児童は親が帰るまで一人で過ごさなければいけません

学童保育を使ったら、何時まで見てもらえるの?

利用する学童保育にもよるけど、自治体の運営なら17時まで、民間だと19時すぎまでってところもあるよ
学童保育については、登下校・学童保育編|子育てナースが頭を抱える小1の壁問題をズバッと解決【体験談あり】で解説しています
理由3:宿題のサポートや翌日の準備ができないから
常勤で働いていると宿題のサポートや翌日の準備が難しいです
勉強が好きで、帰宅後に自主的に宿題を済ませる子なら親の手はかかりません
とはいえ、そんな理想の子どもは実際ほとんどいないでしょう

うちの長男が帰って宿題を自らするとは思えません…

同じくうちの長女も宿題より遊びたいでしょうし
帰宅した子どもは、まず友達と遊びたいと思うはずです
遊び疲れたあとに自分から机に向かうのは、至難の業…
そうなると、親が宿題を一緒に見てあげるなど、何らかのサポートが必要です
さらに最近の小学校では、翌日の時間割を前日に知らせる仕組みが一般的です

前日って、それ必要なものとかあったら準備できないじゃん…

私の県だけかもしれませんが…
前日に持ち物がわかるので毎晩大変って先輩が話していました
パート勤務なら帰宅時間に余裕があるため、こうした対応もしやすくなります
ただし、連絡は子ども経由
そのため、「忘れた〜」とか言われたら完全にアウトですが…
理由4:PTA役員や学校行事への参加が多いから
PTA役員や学校行事への参加もも多く、これまで以上に休みが必要になります
不規則な勤務や土日出勤がある常勤だと、毎月都合よく何日も休み希望は出せません
一方、PTA役員は年間を通じて活動するため責任も重く
一度引き受けたら簡単には休めない雰囲気もあるそうです(先輩ナースの話)
学校行事も入学式や運動会、参観日など、1年を通してたくさんあります

どれも子どもの成長を見届けられる大切な日です
しかし、常勤ナースだと、これらすべてに合わせて勤務調整するのは難しいでしょう
理由5:習い事をさせてあげられないから
習いごとを始めるとなると送迎がセットです

一人で通える場所にあれば良いですが、そんな都合の良い話はありませんよね

送り迎えしながら夕食の準備も…常勤だとちょっと厳しいかもね
共働きが当たり前の時代とはいえ、時間に余裕がなければ習い事までは難しいでしょう
子どもに何かを習わせたい気持ちがあっても、送迎の必要性を考えると難しいです
小1のタイミングでパート勤務になる5つのメリット
小1のタイミングでパート勤務になるデメリットは、以下の5つです
- 子どもと生活リズムが合う
- 身体的に楽になる
- PTAや学校行事に参加しやすくなる
- 入学したては登校班に付き添いできる
- 翌日の準備がしやすい
メリット1:子どもと生活リズムが合う
子どもが小学生になると、朝は登校班の見送り、帰宅も保育園より早くなります
そしてパート勤務なら、子どもに合わせた生活リズムにしやすいでしょう
夜勤や準夜勤といった不規則勤務がなくなれば、夜は子どものそばにいられます
今日あった出来事や学校での友達との話を聞ければ、親としても嬉しいです

確かに、子どもとしても色々聞いてほしいですよね
子どもにとっては、親に話を聞いてもらえる時間そのものが安心材料です
気持ちを整理しながら、安心して次の日を迎える準備ができます

親にとっては大したことじゃなくても、子どもにとってはパパやママと共有したい大切な出来事ってことですね
生活リズムをそろえるというのは、単に一緒に過ごせる時間を増やすだけでなく
日々の関わりを通して、親子の信頼関係を深めることにもなります
メリット2:身体的に楽になる
生活リズムが一定になることで、身体的な負担が減ります

日勤だけの仕事になって夜勤は体に負担だったなと感じました

そもそも夜起きて仕事、朝日を浴びて帰宅って、体内時計ぐしゃぐしゃですよね…
夜勤をしながら日中は子どものことをするとなると、休む時間もほとんどありません
パート勤務になり、子どもと同じ生活リズムで過ごせるだけでも身体的な負担はかなり軽くなるでしょう
メリット3:PTAや学校行事に参加しやすくなる
PTA役員や学校行事など平均すると月に1回は何かしらの予定が入ります

毎回年休で対応できれば理想ですが、毎月休み希望を出し続けるのは気が引けますよね
一方、時給制のパート勤務なら常勤よりも勤務調整がしやすくなります
それに、学校行事の多くは土日であるため、平日勤務にしていれば休み希望は不要です
小学校のPTAについては、「PTAはできればしたくない…」は違う!実は子育てナースだからこそすべき理由を解説を読んでください
メリット4:入学したては登校班に付き添いできる
入学して最初の1〜2週間は登校班に付き添う保護者も少なくありません
4月末までは下校時刻が早いため、1年生だけで帰ることもあり、迎えに行く家庭も多いです

道に迷わないかな… 危険な場所に行かないかな… 不審者に話しかけられないかな…

想像するとキリがないため、慣れるまでは一緒に登下校してあげたいですよね
ちなみに4月の登下校時刻は以下のようになっています
- 1週目:7:00過ぎ〜11:30下校(給食なし)
- 2週目:7:00過ぎ〜13:30下校(4時間目+給食あり)
- 3週目〜4月末:7:00過ぎ〜週3回は13:30下校、週2は14:15下校(5時間目まで)
- 5月〜:7:00過ぎ〜14:15下校(5時間目まで)
メリット5:翌日の準備がしやすい
パート勤務になると、夕方に時間的な余裕ができ、翌日の学校準備がグッと楽になります
というのも、最近の小学校は時間割や持ち物を前日の夕方に伝えることが多いからです

仕事で帰宅が遅い常勤だと、絶対に準備が間に合わないですよね…
例えば、「明日は絵の具セットと牛乳パックを持ってきてください」と夜8時に言われても、準備できませんよね
でもパート勤務で夕方には帰宅できていれば、買い出しや準備もスムーズにできます
小1のタイミングでパート勤務になる5つのデメリット
小1のタイミングでパート勤務になるデメリットは、以下の5つです
- 給料が下がる
- キャリアアップしづらい
- 雇用状態が不安定になる
- 保育園の利用や手当が難しくなる
- 職場の人間関係がギクシャクするかも…
知らないと損するパート勤務の落とし穴についても解説するので、ぜひ参考にしてください
デメリット1:給料が下がる
給料が下がる点は、多くの読者が一番のネックに感じる部分ではないでしょうか
時給制になると、勤務時間によっては月収や年収が大きく減少します
賞与(ボーナス)や昇給、退職金もないか、または常勤に比べて大幅に減ることもあります

私も常勤の時に比べて3分の1になりました
祝日が多い月など、勤務日数が減ると収入が不安定になることも
金銭的な不安から、子どもが塾や習い事に行きたがっても、躊躇してしまうかもしれません
小学生で必要なお金については、本記事「入学して1年間でどれくらいお金がいるの?保育園と比較」で解説しています
デメリット2:キャリアアップしづらい
パート勤務になると、常勤よりも勤務時間が短くなります
その分、限られた時間で終えられる仕事量に調整してもらえます
一方で経験を積みたい人にとっては、任せられる仕事の量や質が落ちることで
キャリアアップに不安を感じることもあります
- 育児短時間勤務(育短)を選ぶ
- 同じ職場でパート勤務に切り替えてもらう
こうした方法であれば、福利厚生もそのまま継続できて、手続き一つで常勤に戻りやすいというメリットもあります
慣れた職場であれば、一から業務を覚える必要もなく、心身の負担も少なくて済むでしょう
時短勤務については、時短勤務は子育てナースの必須条件!メリデリや申請前の注意点を押さえて上手に活用しようで解説しています
デメリット3:雇用状態が不安定になる
パートタイム勤務には「雇用の不安定さ」というデメリットがあります
正社員と比べて契約更新が確約されておらず、病院側の都合で契約が打ち切られる可能性もあります
例えば、人員削減やシフト調整が必要になった際、まず対象になるのはパート職員というケースが少なくありません
また、賞与や昇給の面でも不利になることがあります
働き方に柔軟性がある一方で、雇用の安定性に欠ける点はしっかり理解しておくことが大切です
デメリット4:保育園の利用や手当が難しくなる
保育園の利用が難しくなるという落とし穴があります
というのも、保育園の入園審査は「勤務時間」が左右し、労働時間が短いと点数が下がるらです

特に扶養内勤務では点数が大きく下がり、下の子が待機児童になってしまうケースも
例えば、上の子のために働き方を変えたのに、下の子が保育園に入れず預け先に困るという本末転倒な状況に…
柔軟な働き方を選ぶ際は、家庭全体のバランスをよく考える必要があります
デメリット5:職場の人間関係がギクシャクするかも…
同じ職場でパート勤務に変更すると、人間関係がギクシャクすることも…
夜勤の一戦力が減ることで、他のスタッフの業務負担が増えてしまうためです
その結果、反感を買ったり、悪い印象を持たれたりするケースもあるでしょう

でも、こればっかりは持ちつ持たれつの関係なので仕方ありませんよね…

計画的にパート勤務できれば、周りからの印象も悪くなりませんよ
例えば、以下のような対策があります
- パートに変更する数ヶ月前から先輩に相談しておく
- できれば先輩から「パートに落としたら?」と言ってもらう
- パート勤務になっても仕事の手を抜かない
気まずさを最小限にするためにも、日頃の信頼関係が大切になります
入学して1年間でどれくらいお金がいるの?保育園と比較
保育園と小学校が1年間でかかる費用は、以下の通りです
合計 | |
---|---|
保育園(3〜5歳) | 7〜9万円(月額:約6,000〜7,500円) |
小学校(公立) | 18,9〜23,4万円(月額:約16,000〜20,000円) |
小学校(私立) | 60,5〜131万円(月額:約50,000〜11,0000円) |

こうやって金額で見ると改めてお金がいるな〜って思います…

これが最低限の費用だけなので、加えて塾や習い事などをすればそれだけ高くなるよ
それぞれの詳細について見ていきましょう
まずは、保育園(公立)の年間費用です
保育園の費用(年間) | |
---|---|
項目 | 金額(年間目安) |
保育料 | 0円(無償化であるため) |
給食費 | 6万円 |
入園準備品費 | 1〜3万円 |
合計 | 7〜9万円(月額:約6,000〜7,500円) |
次に、小学校(公立)の年間費用です
小学校(公立)の費用(年間) | |
---|---|
項目 | 金額(年間目安) |
ランドセル | 5〜6万円 |
文房具・学用品 | 0,5〜1万円 |
通学用品 | 0,5〜1,5万円 |
制服・体操服 | 6,5万円 |
学校納付金(初年度) | 1〜3万円 |
給食費 | 5,4万円 |
合計 | 18,9〜23,4万円(月額:約16,000〜20,000円) |
次に、小学校(私立)の年間費用です
小学校(立)の費用(年間) | |
---|---|
項目 | 金額(年間目安) |
入学金 | 10〜30万円 |
授業料 | 24〜60万円(月額2〜5万円計算) |
教材費・設備費等 | 10〜20万円 |
給食費 | 4〜6万円 |
ランドセル | 5〜6万円 |
文房具・学用品 | 0,5〜1万円 |
通学用品 | 0,5〜1,5万円 |
制服・体操服 | 6,5万円 |
合計 | 60,5〜131万円(月額:約50,000〜11,0000円) |
これらに加えて、任意で塾や習い事などが加わります
任意項目 | 金額(年間目安) |
---|---|
塾・学習支援 | 6〜12万円 |
習い事 | 6〜15万円(1〜2種類) |
小学生になっても常勤として働き続けやすい職場17選
小学生になっても常勤として働き続けやすい職場は、以下の17つです
- 病院の外来
- 訪問看護
- 検診センター
- その他はこちらの記事にて↓
働きやすい職場1:病院の外来
外来看護師の主な仕事は、外来患者の対応や診察の補助、検査の介助などです
- 夜勤がない
- 前残業が少ない
- 院内異動で勤務できる
イレギュラーが発生しない限りは、基本的には定時内で働けます
そのため、帰宅する子どもを毎日迎えられるなど、スケジュール通りの生活がしやすいでしょう
また、異動希望だけで職場を変えられるため、転職の負担もありません

福利厚生や退職金も持ち越しできるメリットもあります
働きやすい職場2:訪問看護
訪問看護の仕事は、病気や障害を抱える方が住み慣れた自宅や地域で安心して療養生活を送れるよう支援することです
- 夜勤がない(オンコールはあるかも)
- 時間管理がしやすい
- 土日祝日が休みの職場が多い
訪問件数や時間が決まっているため、時間管理がしやすいでしょう

病棟にいた頃は、定時1分前に緊急入院や処置、急変みたいなイレギュラーばかりでしたもんね…
また、オンコールのない訪問看護ステーションで働ければ、夜間呼び出されることもありません

夜、子どもを置いて出る時ほどの罪悪感ってありませんもんね
働きやすい職場3:検診センター
検診センターでは健診や人間ドックの対応を行い、献血ルームでは献血に関わる業務を担当します
- 日勤のみ
- ルーチン業務が中心で予定が立てやすい
- 看護経験に自信がなくても挑戦しやすい
職場によっては、午前中だけの勤務や昼過ぎまでの検診バスのシフトもあります

夕方以降の時間をしっかり確保したい方にはオススメです
業務はルーチンが中心で時間の見通しが立てやすく、残業もほとんどありません
採血や診療の補助がメインのため、育休明けでブランクがあっても安心して働けます
働きやすい職場4〜17:その他はこちらの記事にて↓
続きは、以下の記事で解説しています

子育て支援が充実した職場に転職しよう【※雇用期間に注意】
子どもが小学生になったら、常勤は無理だと感じる方も少なくありません
そこで検討するのが、子育て支援制度が整った職場への転職です
例えば、私の友人の病院は「小学校卒業まで時短勤務OK」です
子育て支援が充実していれば、小学生の時期を乗り越えやすいでしょう

それに、大変な時期が終わっても続けたいと思えますもんね
ただし、子育て支援を目的に転職するなら、知らないと損する注意点があります
というのも、多くの病院で「雇用期間が1年未満だと制度の利用ができない」という条件があるんです
つまり、入学の1年前には転職しないと、小1の時点で子育て支援制度を利用できません

今は今で精一杯なのにそんなのハードル高すぎますよね…
もし転職が現実的でないなら、次の方法もあります
- 育児短時間勤務(育短)を活用する
- 同じ職場でパート勤務に切り替える
無理なく働ける環境づくり、少しずつ始めていきましょう
詳しくは、時短勤務は子育てナースの必須条件!メリデリや申請前の注意点を押さえて上手に活用しようで解説しています
常勤 or パート?体験談からわかる小1の時のベストな働き方
この章では、子育てナースが常勤orパートで働いてみた体験談を紹介します
体験した人でないとわからない学びがあり、これからの人にも役立つ内容となっています
- 体験談1:両親の協力ありきで常勤を続けたが…
- 体験談2:パートで得た時間の余裕と引き換えにお金の不安
- 体験談3:常勤をやらざるを得なかった
体験談1:両親の協力ありきで常勤を続けたが…

お子さんが小学校に上がるタイミングでは、どんな働き方をされていたんですか?

そのときは、常勤のまま働いていました
母がすでに仕事を辞めていたので、家でワークショップを開いてちょっとしたお小遣い稼ぎをしている程度で
そのため、学童の迎えや夜勤時の子どもの預かりをお願いできたんです

お母さまの協力もあって、常勤を続けられていたんですね
実際にその体制で働いてみて、どうでしたか?

正直、すごくしんどかったです……
協力してもらっているのに、心も体も限界ギリギリって感じで

それは…どういう点が特に大変でした?

まず、実家が家から車で20分くらいの距離にあるので、送迎だけで時間を取られるんですよね
しかも、母のワークショップの時間と私の勤務がかぶると、スケジュール調整が本当に大変で

なるほど…
時間と気力のやりくりが必要だったんですね。

そうなんです。さらに、子ども自身も「学童に行くより、友達と夕方まで遊びたい」っていう気持ちが強くて
私が立てたスケジュール通りに動いてくれないのもストレスになっていました

それは…よくわかります。親の思惑どおりには動いてくれないですよね

はい、そして職場では常勤ナースなので、夜勤もあるし、各種委員会や緊急対応、残業も当たり前で…
自分の時間が本当になくて、子どもの話もゆっくり聞いてあげられない日々でした

お子さんは小学校という新しい環境に入って、不安定になることもあったんじゃないですか?

そうなんです。やっぱり少し混乱している様子もありました。
今思えば、最初の1年だけでもパートに切り替えて、そばにいる時間をもう少し増やしてあげればよかったなって、すごく後悔しています

ああ…「小1の壁」って言われる時期だからこそ、親のサポートが必要になりますよね
貴重なお話、ありがとうございました
体験談2:パートで得た時間の余裕と引き換えにお金の不安

パート勤務になると時間的に融通が利くようになると聞きますが、実際どうでしたか?

たしかに現場としては働きやすいって感じました
時間的な余裕もできて子どもの生活リズムに合わせやすかったです

理想的な働き方に思えますが、何か大変だったことはありましたか?

やっぱり収入の不安ですね
パートになるとどうしても安定感がなくて…

たしかに…特に小学校の入学時ってお金もかかりますよね

そうなんですよね
入学年度って新しいものを揃えたり、制服や学用品、学童準備などで10万円以上かかることもあります

やはり10万円はかかりますよね!

私は常勤で働いていた時期に「入学準備貯金」をしていたのでどうにかなりましたけど
もし貯めてなかったと思うとゾッとしますね

そういう備え大事ですね…!

それに小学校に上がるとお友達もできて、野球やサッカーなど団体スポーツを始める子が増えるんですよ
うちの子も「やりたい」って言い出して始めさせました

習い事系ですね、月謝って地味に痛い…

月数千円程度って思ってましたけど
年間で見たらかなりの金額になるんだなって改めて実感しました

時間に余裕はできても家計はしんどくなるってことですね

はい、時間的なゆとりと引き換えに、金銭的な不安や負担が増えるのは避けられないと思います

じゃあパートに切り替える前にやっておけばよかったことってありますか?

まずは「1年間でどれぐらいお金が必要か」をざっくり出しておくことですね
そしてパートにしても家計が回るのかどうかを前もって見積もっておくべきでした

リアルなアドバイス、ありがとうございます!

こちらこそ聞いてもらえて嬉しかったです
体験談3:常勤をやらざるを得なかった

さっそくなんですが、小学校入学の時ってどんな状況だったんですか?

うちは本当にバタバタで長男が小学校に入る直前に夫が怪我をして入院したんです
働けない状態になってしまって…

えっ、それは大変すぎます…

しかも当時は次男が2歳で保育園に通っていて、小学校と保育園の両方に送迎ながら働き続けなければいけませんでした

それにご実家の支援とかは?

両家とも遠方で頼れる人はいなかったです
もう完全にワンオペ状態でした

旦那さんの入院で収入面も不安ですよね?

はい、完全に私が一家の収入を担うしかなくて…
だからパートに切り替える選択肢はなく常勤のまま働き続けるしかありませんでした

それでどうやってその状況を乗り切ったんですか?

まず育児短時間勤務に変更してもらいました
そして次男は院内保育に移して送迎の負担を軽くしました

なるほど、工夫されていますね!

長男は学童に通ってもらい、18時までは学校+学童で過ごしてもらっていました

夜勤はどうしてたんですか?

夜勤免除も申請しました
子どもたちと同じ生活リズムにすることを最優先にしました

そこまでやってようやく成り立つ感じだったんですね

最初は本当に毎日バタバタで…
でも1ヶ月くらいで慣れてきて、今は夫も回復して職場に復帰しています

それはよかったです!

今は育児短時間勤務は継続しつつ夜勤免除は解除して、夫と協力しながら回しています

もし夫さんの怪我がなかったら、どうしていたと思います?

それでもやっぱり最初から育児短時間勤務を申請して、小学校入学に備えておくべきだったなと思いますね

なるほど…予測できない事態って本当にあるんだなって感じました
貴重な体験談、本当にありがとうございました
お願い:看護学校の先生へ「学生に子育てしやすい職場をすすめて」

どうか学生さんには将来、子育てと両立しやすい職場をすすめてください!
最終的には、子育てのしやすい職場こそが看護師を長く続けるための必須条件だからです
総合病院や急性期病院は経験を積むには理想的な職場です
実際、私も県内最大の三次救急病院で働き、多くの経験をさせてもらいました
その経験が、その後の転職でも大きな支えになっています

でも、子どもができてから初めて働き方を見直したのも事実…
大きい病院なので制度は整っていましたが、業務の忙しさや上司の理解のなさから、制度を十分に使える雰囲気ではありませんでした

制度があるだけでは不十分です
実際には、新人と変わらない立場の10年目以下の職員が制度を活用すると、上司からの視線が厳しくなることもあります
このような現状があるからこそ
学生さんには最初の就職先としての経験も大切にしながら
将来的に子育てと両立しやすい病院にも目を向けられるような指導が必要です
看護師はやりがいのある仕事である一方、子育てとの両立が難しくて離職率も少なくありません

私の周りにも、子育てをきっかけに看護師を離れた人が大勢います
子育てと両立しやすい職場があることを学生のうちから知っていれば、離職という選択はなかったかもしれません
学生さんが将来、私たちのような子育てナースになった時に、進路に悩まず働き続けられるように
どうか看護学校の先生には、今後の進路指導にこの現実を活かしていただけたらと思います
まとめ:生活や子どもとの時間を優先するならパート勤務!
以上、子どもが小学生になった年の子育てナースの働き方について解説しました
結論、生活のしやすさや子どもとの時間を優先するならパート勤務が良いでしょう
パート勤務のメリットは、以下の5つでした
- 子どもと生活リズムが合う
- 身体的に楽になる
- PTAや学校行事に参加しやすくなる
- 入学したては登校班に付き添いできる
- 翌日の準備がしやすい
小学生になるタイミングでパート勤務にした先輩からも、柔軟に対応できるため、変更して良かったという声も聞かれました
一方で収入面で不安になる人も少なくありません
小学生になると入学時の必要物品や毎月の給食代、習い事など想像以上にお金が必要です

毎月で換算すると大したことないけど、年間だとかなり大きな金額ですよね(金額の詳細は▶︎)
また、収入面も考慮して、常勤で働けて子育て支援の充実した職場に転職を考える人もいます

常勤なら収入面の不安もなく、子育てが終わってもそのまま続けられますね
その場合は、転職時期に注意が必要です
なぜなら、多くの職場で子育て支援制度(夜勤免除など)を申請するためには「雇用期間が1年以上」などの条件があるからです

つまり、転職するな1年以上前から動く必要があります
子育てしやすい職場を探すなら、看護師転職エージェントの活用がオススメです
短期間で効率的に良い職場を探せます
忙しい子育てナースにとって時間た貴重です
限られた時間の中で、より子育てしやすい職場に転職するなら利用必須かと!
個人的におすすめの看護師転職エージェントは「ナース専科」です

求人数も20万件以上と豊富であり、サポートが充実していることから、初めて転職する人向きの転職エージェントです
今後、お子さんが小学生になる予定の子育てナースさんは、今のうちから働き方についても考えておきましょう🐯
【🙇お願い🙇】
PTAに参加してよかったことや悩んだことがあれば、ぜひコメント欄に書き込んでください

私も来年の今頃きっとPTAに関わっていると思います
みなさんの声がとても参考になります
同じ立場の子育てナースの方に少しでも役立てばと思い、この記事を書きました
他にも小1の壁問題について書いた記事があるので、読んでみてください‼️




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