誰も教えてくれない子育て支援制度6選|ナース夫婦は知らないと損


こんにちは!トラカンです!
今回は「子育てナースのための子育て支援制度6選」について解説します!

子育て支援制度ってどんなものがあるの?
時短勤務以外の制度があれば教えて!

子育てナースが利用すべき子育て支援制度は全部で6つです
具体的な内容を解説する前に、この記事の概要をどうぞ!
- 子育てナース夫婦が利用すべき子育て支援制度6選
- 制度と合わせて知っておきたい看護師の6つの雇用形態
子育て支援制度に詳しいと、状況やライフスタイルに応じた働き方を考えられます
前半では子育て支援制度の種類と内容、後半では雇用形態についてお話しします
この記事1つで最適な働き方を見つけられるので、ぜひ最後までご覧ください!
子育てナース夫婦が利用すべき子育て支援制度6選
結論から言うと、子育て支援制度を利用しないのは損です!
以下の6つについて制度を理解し、必ず利用してください!
- 時短勤務(短時間勤務制度)
- 深夜業(夜勤)の制限
- 所定外労働(残業)の免除
- 時間外労働(残業)の制限
- 育児休業
- 子の看護休暇
制度1:短時間勤務(時短勤務)
短時間勤務制度(時短勤務)とは、1日の所定労働時間を原則として6時間にする制度です
別名「育児短時間勤務制度」とも呼ばれます
通常勤務は8時間勤務なので、2時間の余裕が生まれます

子育てナースなら保育園の送迎や食品の買い出しなど、仕事と子育ての両立をしやすくなるね
利用期間は勤務先の病院により異なり、中には小学校に入学以降も制度を継続できる場合もあります
日本看護協会が普及に力を入れている制度でもあります
詳しくは、時短勤務は子育てナースの必須条件!メリデリや申請前の注意点を押さえて上手に活用しようで解説しています
制度2:深夜業(夜勤)の制限
深夜業(夜勤)の制限とは、小学校に就学前の子どものいる人が夜勤免除になる制度です
ちなみに、夜勤とは「午後10時〜午前5時まで」と定義されています
ただし、以下の場合は申請が通らない可能性があるため、注意しましょう
- 雇用期間は1年未満
- 週の所定労働日数が2日以下
ナース夫婦ならどちらか一方が夜勤をしていれば、夜勤免除の申請ができます
詳しくは、看護師なら一度は気になる夜勤免除|申請に必要な3つの条件と却下されないための対策で解説しています
制度3:所定外労働(残業)の免除
所定外労働(残業)の免除とは、規定の労働時間を超えた労働を免除するよう病院側に請求できる制度です
3歳未満のお子さんを育児する両親が対象です
1回の請求にて適応期間は「1ヶ月〜1年未満」になります
所定外労働の免除をしていれば、あらかじめ業務量を調整してもらいやすくなります

例えば、受け持ち患者や検査の数を少なめにしてもらえるなど
制度4:時間外労働(残業)の制限
時間外労働(残業)の制限とは、制限時間を超えるような時間外労働をさせないように病院側に請求できる制度です
小学校就学前の子どもがいる両親が対象であり、制限時間は「1か月24時間、1年150時間」です
適応期間は1界の請求で「1ヶ月〜1年未満」です

所定外労働と時間外労働って何が違うの?

所定外労働とは職場とあなたとの間で約束した労働時間であり、時間外労働とは法律で決められた就業時間のことです
時間外労働の免除は、保育園は時間内に迎えに行く!残業制限を活用して子育てしやすい働き方へで解説しています
制度5:育児休業
育児休業制度とは、育児休業が取得できる制度です
1歳未満の子どもを育てる親が対象です
ただし、以下の場合は申請が通らない可能性があるため注意しましょう
- 雇用期間は1年未満
- 週の所定労働日数が2日以下
原則、子どもが1年6ヶ月になるまでの期間まで取得できます
保育園に入園できないなど正当な理由があれば、子どもの年齢が2歳になるまで取得可能です
詳しくは、【看護師】育休中の給与はいくら?社会保険料の免除など損しないための必須知識で解説しています
制度6:子の看護休暇
子の看護休暇とは、子どもの健康状態を推進するために取得できる休暇のことです
- 子どもの風邪やケガの看病
- 予防接種や健康診断
小学校就学前の子どもがいる両親が対象で、お子さん一人につき年間5日の休暇が取れます

急な発熱や2歳までは予防接種の嵐だから助かりますね

ただし、以下の場合は申請が通らない可能性があるため注意しましょう
- 雇用期間は1年未満
- 週の所定労働日数が2日以下
詳しくは、子育てナースが意外と知らない子の看護休暇!急な迎えや小児科受診で年休はNGで解説しています
看護師の雇用形態6つ|ライフスタイルに合わせた働き方へ
子育て支援制度と合わせて知っておきたいのが、働き方(雇用形態)です
子育てナースは、常にどんな働き方がベストか悩んでいます

私もいろいろ試して、今のスタイルに落ち着きました
そこで働き方に選択肢を持てるように、看護師の6つの雇用形態を紹介います
- 正職員
- アルバイト・パート
- 派遣社員
- 契約職員(有期労働契約
- 嘱託職員
- 短時間正職員
正職員
正職員とは、勤務先から正規に無期雇用契約をした働き方です
「常勤ナース」と言われる人が正職員にあたります
給料やボーナスが保障されている上に、育児・看護休暇などの福利厚生が手厚いのが特徴です
メリット | ・子育ての経済的基盤が安定する ・子どもの病気や予防接種などのための休みが確保されている ・育児がひと段落した後からでもキャリアアップが十分可能 |
デメリット | ・子どもと過ごす時間が減る ・子育てとの両立は想像以上に過酷 ・常に疲労困憊 |
正職員には、夜勤や変則勤務がつきものです
子育てとの両立が難しいと感じる場面も必ずあるため、パートナーの働き方も含め
子育てしやすい雇用形態へチェンジも必要かもしれません
他にも時短勤務や夜勤免除などの制度を活用するのもオススメです
詳しい内容は、前章子育てナース夫婦が利用すべき子育て支援制度6選で解説しているので、参考にしてください!
アルバイト・パート
アルバイト・パートとは、正職員よりも少ない時間で勤務する働き方です
「非常勤ナース」と言われる人がアルバイト・パートにあたります
例えば「月〜木曜日まで」、「8:30〜15:15まで」など、働く日時が決まっていつのが特徴です
一方で正職員に比べて給料は減ります
メリット | ・生活リズムは一定であり、子育てとの両立がしやすい ・残業が求められにくいため、仕事とプライベートのメリハリがつく ・研究や研修などを強要されない(休日に研究のため出勤などはない) ・育児がひと段落した後からでもキャリアアップが十分可能 |
デメリット | ・給料が減るため、子育てに必要なお金をパートナーに依存しなければいけない ・正職員に比べて福利厚生が劣る ・キャリアアップしづらい |
経済的な基盤はパートナーに任せて、子育ての時間を確保したい人にオススメです

私はこの働き方で、保育園の送迎や休日のお出かけがしやすくなりました
給料や今後のキャリアアップを考えると不安要素もあります
しかし、子どもの成長を見守る貴重な時間を確保できる喜びの方が優っています
派遣社員
派遣社員とは、派遣会社の社員として派遣先(勤務先)の病院で勤務する働き方です
給料は派遣会社から支払われ、派遣社員として雇用は最長3年になります
派遣会社が派遣先を探してくれること、仕事内容に関する支持は検索の病院に従うことが特徴です
メリット | ・子育てと両立しやすい働き方を相談しやすい ・子育てと仕事で忙しくても働く場所を確保できる ・実際に働いてみて合わなかったら即変更できる |
デメリット | ・仕事と子育てのリズムが安定してきた頃に職場が変わる(最長3年) ・短期間採用だと社会保険は入れない ・病院よりも介護施設やクリニックがメインになる |
ただし、この先も子育てを同じペースでしたい、環境変化に弱いなどの人には向いていません

私の知人は「産業看護師」「休日診療所」「クリニック」の3本柱で派遣社員をしています
正職員をしているとあまりに耳にしない働き方なので、選択肢を増やす意味でも知っておいて損はありません
契約職員(有期労働契約)
契約職員(有期労働契約)とは、労働期間を定めて労働契約を結ぶ働き方です
勤務先の同意があれば、契約更新もできます
一方で、正職員よりも福利厚生や賞与面で劣り、契約更新ができないと再就職先を見つけなければいけません
メリット | ・勤務時間の柔軟性が高く、子どもの成長に合わせた働き方ができる ・正社員よりも責任が問われにくいため、仕事面でのストレスが少ない ・育児支援制度(育児短時間勤務、時間外労働の制限など)を利用できる ・子育てがひと段落したタイミングで、正社員として再雇用されることもある |
デメリット | ・給料が安定しないため(急に契約終了することも) ・子育ての経済的基盤が不安定になる ・育児・看護休暇などの福利厚生が正職員よりも劣る |
子どもの成長に合わせて勤務日時を調整したい、いずれは正職員になりたい人に向いています
契約職員
嘱託職員とは、定年退職した看護師が同じ病院や施設で再雇用される働き方です
ただし、看護師の場合は「嘱託職員(契約社員)」としての求人もあるため、必ずしも定年退職した職場ではありません
これまで勤めた職場でエルダーとして再雇用されるケースもあります
メリット | ・職場環境の変化によるストレスがないため、子育てに集中できる ・勤務時間の柔軟性が高く、子どもの成長に合わせた働き方ができる ・有給休暇が付与されるため、子どもと過ごせる時間を確保しやすい |
デメリット | ・正職員よりも給与水準が低いため、経済的に安定しない ・正職員と同じ業務内容でも待遇に差がある ・社会保険の加入条件が限定的 |
、職場変更によるストレスは避けたい人に嘱託職員は向いています

私も元職場の嘱託ナースでした
勤務時間や日数など柔軟に対応してもらえ、外来勤務なので夜勤もありませんでした
短時間正職員
短時間正職員とは、勤務時間・日数を調整しながら正職員として勤務する働き方です

時短勤務のことですね
詳しい内容は、前章子育てナース夫婦が利用すべき子育て支援制度6選で解説しているので、参考にしてください!
制度活用や働き方の変更とともに「転職」もアリ!
転職なら自分のライフスタイルに合った職場を選べます
そのため、子育てナースにとって以下のメリットがあります
- 子育て中心の生活へ向けて一気に変えられる
- 自分の強みを活かして転職するため、仕事始めのストレスが少ない
今の職場で制度の活用と雇用形態の変更を一気にするのは、周りの目や職場の意向もあり難しいでしょう
相談しても代案を出されたり、渋られたりして聞き入れてもらえなかった人も大勢います
一方、転職なら自分の条件に合った職場を探せます
看護師は引くて数多であるため、職場選びで困ることはありません
職場に選ばられるのではなく、私たち看護師が職場を選ぶ立場にあります
転職成功のコツについては、【看護師】転職失敗と感じる人の特徴と理由!ポイントを押さえて内定率を高めようで解説しています
まとめ:制度の活用と働き方を見直して、子育て優先ナースになろう!
今回は「誰も教えてくれない子育て支援制度」について解説しました
制度や働き方を見直すだけで、看護師と子育ての両立はできます
今、子どもとの関わりに満足できていないなら、一度職場に相談しましょう!

申請手続きの手間さえクリアすれば、その後は何もしなくてOKですよ
ほんの少しの手間で、子どもと過ごす時間が増やせるなら安いものです
制度を活用しても改善しないなら、転職もアリです
時間や労力をかけずにに転職するなら看護師転職エージェントの利用がオススメです
具体的な活用法については、転職で落ちたことのない子育てナース解説|看護師転職エージェントの活用法11選で解説しています
少しでも転職に興味があれば、転職活動をスムーズに勧めるためにも、必ず読んでください!

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