【コピペOK】子育て中の看護師でも採用される志望動機の書き方と好印象を与えるコツ

こんにちは!トラカン先生です!
今回は「子育てナースの志望動機の書き方」についてまとめました!

はじめての転職で志望動機の書き方がわからない
子育てナースを強みにした志望動機って可能?

志望動機を書こうと思うとペンが止まるのは履歴書あるあるです
また、子育てしやすそうだから転職するにしても、志望動機は別のことを書いた方が良いか悩みます
そこで今回は、子育てナースの強みを活かした志望動機の書き方について解説します
- 子育てナースの志望動機の書き方と書く時のポイント
- 【コピペOK】子育てナースの志望動機の例文
子どもがいると転職に不利というのは噂にすぎません
むしろ、子育ての経験は転職をする上で強みになります
最後まで読んでもらえれば、子育てナースの強みを活かした志望動機を短時間で書けます
コピペOKの例文もあるので、自分なりにカスタマイズしてもOKです!

ちなみに、志望動機を一人で書く自信がないなら看護師転職エージェントにサポートしてもらいましょう
転職のプロが志望先に合わせた志望動機の書き方や対策をしてくれます
志望先の内部事情を知った上で書けるため、面接官の心に刺さる志望動機で採用されやすくなります
初めて転職するなら「ナース専科」がおすすめです

私が利用した時も、テンプレートに当てはめた志望動機ではなく、個別性のあるものをかけるようサポートしてくださいました
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必要な要素は3つだけ!子育てナースの志望動機の書き方
子育てナースの志望動機を書くなら、必要な要素は以下の3つです
- 経験
- 志望理由
- 転職後の姿
この3要素を入れて書いた志望動機がこちら
①、経験
私は慢性期疾患を扱う内科病棟で看護師として5年間勤務してまいりました。この経験を通じて、長期的な視点での患者ケアの重要性と、多職種連携による包括的なアプローチの必要性を深く理解しました。
②、志望理由
貴院は地域の中核病院として、高度な医療技術と地域に根ざした慢性期医療を融合させた先進的な取り組みで知られています。この理念に深く共感し、私の経験を活かせる環境だと考え志望いたしました。
③、転職後の姿
貴院で働くことで、慢性疾患管理のスキルをさらに磨き、地域の医療ニーズに応える質の高い看護を提供したいと考えております。また、在宅医療との連携強化や患者教育にも力を注ぎ、地域全体の医療の質向上に貢献したいと思います。
では、各要素について詳しく見ていきましょう
要素1:経験
あなただけの経験は、志望動機を書く上での強みやアピールポイントになります
でも、普通の病院で普通に働いていたのに「私だけの特別な経験」なんてないよ

このように考える人は多いですが、そんなに難しく考えなくてもOKです
なぜなら、どんな病院・病棟であっても、そこでしか経験できない技術やエピソードがあるからです
そして、その技術やエピソードはあなただけの強みになっています
例えば
- 急性期看護ばかりだったので、退院支援で携われる病棟で働きたい
- 出産・子育ての経験を通して、小児領域の看護に興味を持った…etc
要素2:志望理由
志望理由は転職先でしか叶えられない内容にしましょう
面接官があなたを採用する強い動機になるからです
そこでメジャーな方法として、病院の特色や魅力を志望動機に入れます
以下のポイントを意識して考えると、より良い志望理由になります
- あなただけが得た情報を根拠にする
- 志望先のオンリーワンを見つける
例えば、ホームページや求人から得られる情報は、誰でもわかるため、価値はありません
しかし、実際に働いている知人からの情報なら、あなただけの価値ある情報です

でも、ホームページや求人以外でどこから情報を拾えば良いの?
こう考えた人は、こちらの方法を試してみましょう
- 職場見学に参加
- 実際に働いている知人に相談
- 転職エージェントに内部事情を聞く
私は転職エージェントに職場見学をセッティングしてもらいました
どのスタッフも気持ち良く挨拶をしてくれるので、面接で以下の点を伝えました
- どもスタッフも気持ち良く挨拶をしてくれたこと
- 看護師だけでなく社会人としても成長できると確信したこと
もちろん、即採用でした!
要素3:転職後の姿
転職後の姿を面接官にイメージさせることが大切です

つまり、面接官があなたと一緒に働くイメージを持てるのが重要ということ!
自分の強みを転職先でどのように活かすか具体的に説明しましょう
自分の強みを正確に伝えられれば、面接官はあなたの価値を知り、採用したいと思うでしょう
子育てナース必見!志望動機は6つのポイントを意識するだけで良くなる
志望動機を書く時に意識することは
- 例文をアレンジして自分だけの志望動機にする
- ネガティブなことはポジティブに変換
- 子育てナースだからこそ長く働きたいとアピールできる
- 200~300字の文章でまとめる
- 誤字脱字の対策は音読
- 誰かに添削してもらう
意識するとしないとでは志望動機の仕上がりが違います
ポイント1:例文をアレンジして自分だけの志望動機にする
例文やテンプレートをアレンジして、自分だけの志望動機を完成させましょう
熱意が伝わる志望動機は、自分の考えを自分の言葉で伝えられています

例文やテンプレートはあくまで面接官に伝えわりやすい文章を書くためのものです
例文やテンプレートのままの志望動機は、面接官にすぐバレます
熱意を伝えるなら、転職先のオンリーワンに自分のスキルが活かせることをアピールしましょう
例えば
私が貴院を志望する理由は、貴院の産婦人科がマタニティーブルーや産後うつのケアに力を入れているからです。
私自身、第一子の出産後に産後うつに悩まされ、子育てに自信を持てない時期がありました。その時に貴院の産婦人科を受診し、精神的なケアをしていただくとともに、自信を持って子育てをして良いと後押ししてもらった経験があります。
この経験をもとに、褥婦の精神的サポートまでできる職場で働きたいと思い、貴院を志望しました。
自分の強みや経験が思いつかない人は、自己分析が足りない可能性があります
転職に使える自己分析方法は、【ナース転職】自己分析が必須な理由と手順|3つの質問に答えるだけ成功率UPで解説しています
ポイント2:ネガティブなことはポジティブに変換
ネガティブな内容はポジティブに変換して書きましょう
ポジティブな意見は面接官から印象が良く、採用されやすくなります
例えば
- 子育て中なので夜勤は無理→日中にしっかり働ける職場を探している
- 高給・高待遇なので志望する→スキルや経験が活かせる場所で働きたい
特に子育てナースは給料や休暇制度などを志望動機にすることが多いですが
これはネガティブな志望理由なので注意!
面接官は病院の理念や看護観に共感してもらえる人を採用したいからです
ポイント3:子育てナースだからこそ長く働きたいとアピールできる
面接官は長く働ける人を採用します

採用コストもバカにならないので!
そして意外かも知れませんが、子育てナースだからこそ長く働けるアピールができます
理由は
- 何度も転職する余裕がないから
- 生活リズムを乱したくないから
- 1つの職場を続ける方がキャリアアップしやすいから
子育てナースだからこそのアピールポイントなので、ぜひ使ってみてくださいね!
ポイント4:200~300字の文章でまとめる
志望動機は200〜300字程度でまとめましょう
面接官が目を通すのにストレスなく読める文量だからです
履歴書の記入欄なら、これぐらいの文字数で8割は埋まります

短すぎたり、長すぎたりすると、何がダメなの?
短すぎると転職意欲が低い印象を与え、十分なアピールもできません
逆に長すぎると読みづらい印象を与え、かえって伝わりにくくなります

短すぎず長すぎない200〜300字程度が一番伝わりやすいよ
ポイント5:誤字脱字の対策は音読
誤字脱字は履歴書で絶対にNGです

確認ができない人なのかな?
自分のすることに責任が持てないの
こんな不安から信用できなくなります
看護師のように何度も確認し、正確な判断が求められる仕事なら、なおさらです
誤字脱字の対策は、次の2つです
- 音読
- 他の人に読んでもらう
声に出して読むことで、誤字脱字や文章のテンポ(読みやすさ)がわかります
また、自分で書いた文章の間違いを見つけるのは難しいため、他の人に読んでもらうことも効果的です
ポイント6:誰かに添削してもらう
誰かに添削してもらうと、自分では気づけなかった強みを見つけられます
パートナーや親など身近な人なら、あなたの強みをよく知っているはずです
身近な人に添削してもらうのが恥ずかしいなら、看護師転職エージェントに依頼するのもありです
転職のプロがあなたのスキルや経験を踏まえ、強みを見つけてくれます

私が担当してもらったアドバイザーも親身になってサポートしてくださいました
【転職先別】子育てナースの志望動機と例文
転職先によっても志望動機の書き方は違います
子育てナースとして少しでも働きやすい職場に転職できるよう、この章で解説する志望動機について押さえておきましょう
病院(外来)
子育てナースが病院(外来)に転職するなら、以下の点を踏まえて志望動機を書きましょう
- 日勤だけなので長く続けやすいこと
- スキルアップができる
- 退院後の患者の姿を確認できる
外来勤務なら基本的には日勤のみです(※病院によっては日当直のことも)
そのため、子育てナースにとって保育園の送迎と両立しやすく、長期的に続けやすい職場です
また、病棟では経験できなかった外来ならではの看護でスキルアップもできます
退院後の患者の姿を直接確認できるもの外来の魅力と言えるでしょう
子育てとの両立を第一に考え、日勤のみで勤務できる外来での仕事に魅力を感じ、志望いたしました。保育園の送迎もしやすく、無理なく長く働けるため、安定して貢献できると考えております。
また、これまで病棟とは異なり、外来ならではの看護を通して、さらなるスキルアップを目指したいです。特に退院後の患者様の経過を見守れる点に魅力を感じており、継続的な関わりを通じて患者様の生活に寄り添った看護を実践したいです。
病院(病棟)
子育てナースが病院(病棟)に転職するなら、以下の点を踏まえて志望動機を書きましょう
- こでまでの経験を活かせる
- 不規則勤務への家族の協力体制
病棟へ転職するなら、これまでの経験が活かされることと、不規則勤務に対する家族の協力体制について書きましょう
中途採用は即戦力として採用されることが多いく、面接官はこれまでの経験やスキルを知りたがっています
また、家族の協力体制について書いてあると、面接官がいちいち質問する手間が省け、好印象です
これまで病棟で培ってきた急性期対応や多職種との連携経験を活かし、即戦力として貢献したいと考え、志望いたしました。子育て中ではありますが、夜勤や休日勤務にも柔軟に対応できるよう、家族と協力体制を整えており、今後も安定して勤務を続けられす。
変化の多い病棟業務の中でも、患者様一人ひとりに寄り添いながら、これまで以上に質の高い看護を実践していきたいと考えております。
クリニック
子育てナースがクリニックに転職するなら、以下の点を踏まえて志望動機を書きましょう
- クリニックの勤務形態(主に日勤・残業や夜勤が少ない)
- これまでの経験やスキル
クリニックの多くは、午前・午後の診察時間の間に2〜3時間の休憩があります
この時間がネックと感じる人も多い一方で、一旦帰宅して夕食の準備ができるから嬉しいと話す先輩もいました
また、病院のような高度な医療スキルは求められない一方で、現場に合わせた柔軟な対応が求められます
そのためにも、これまでの経験やスキルのアピールが重要になります
子育てとの両立を考える中で、日勤が中心で残業や夜勤が少ないクリニックの勤務形態に魅力を感じ、志望いたしました。これまで病棟勤務を通じて培ってきた観察力や患者対応のスキルを、地域に根ざした医療の現場でも活かしていきたいと考えております。
また、午前と午後の診療の間にある休憩時間を活用し、一度帰宅して家庭の準備ができる点にも安心感があり、無理なく長く働き続けることができると感じております。
今後は、限られたスタッフの中での柔軟な対応力や連携力をさらに磨きながら、患者様に寄り添った看護を実践してまいります。
施設
子育てナースが施設に転職するなら、以下の点を踏まえて志望動機を書きましょう
- 雇用形態から長く続けやすいこと
- これまでの経験やスキルが活かされること
一口に施設と言っても、日中だけのものや夜間当直があるものまでさまざまです
ただ、急変や緊急入院などイレギュラーナースイベントは少なく、保育園の送迎などある子育てナースにとっては働きやすい職場でしょう
一方で、病院と比べて医療環境は劣るため、看護師としてのスキルや経験が求められる職場でもあります
子育てと両立しながら長く働ける職場を探していた中で、勤務形態に柔軟性があり、イレギュラー対応の少ない施設看護に魅力を感じ、志望いたしました。保育園の送迎と無理なく両立できる点からも、家庭とのバランスを保ちながら、安定して長期的に勤務を続けることが可能です。
また、これまで病棟で培ってきた急変対応やアセスメント力を活かし、ご利用者様の体調変化にいち早く気づき、安心して過ごせる環境づくりに貢献したいと考えております。
訪問看護ステーション
子育てナースが訪問看護ステーションに転職するなら、以下の点を踏まえて志望動機を書きましょう
- 退院後の生活に興味があること
- 子育てやこれまでの経験やスキルが活かされること
退院後の生活に関心がある方には、訪問看護師という働き方が適しているでしょう
特に病棟経験しかないと、患者さんが退院後にどのような生活を送っているのかが見えにくく、達成感を持ちにくいと感じることがあります
また、子育てをしていると、子どもと一対一で向き合う時間を日々経験します
この経験は、「一人の患者さんとじっくり向き合うこと」の大切さを教えてくれ、訪問看護の現場でも活かすことができるます

つまり、子育ての経験が訪問看護ステーションに転職する上で強みになりうるということです
退院後の患者さんが、どのように暮らしているのかに関心があり、訪問看護に興味を持ちました。病棟での勤務している頃は、退院後の生活を見ることができず、もどかしさを感じていました。
一方で訪問看護では生活に寄り添う視点から、一人ひとりの利用者さんとじっくり向き合うことができる点に魅力を感じています。子育てを通じて「相手と一対一で向き合う姿勢」の大切さを日々実感しており、この経験は訪問看護の現場にも活かせると考えております。
これまでの看護経験と家庭での経験の両方を活かし、地域で安心して暮らせる支援をしていきたいと思い、志望いたしました。
【診療科別】子育てナースの志望動機と例文
子育てナースにとって転職後の負担は最小限にしたいもの
そのため、得意な診療科に転職する人も少なくない
この章では、診療科別に見る子育てナースの志望動機について例文を混えて解説します
- 外科
- 内科
- 小児科
外科系
子育てをしていると、子どもが転んで怪我したり、骨折したりする経験が必ずあります
このような経験は、外科系の職場へ転職するのにもってこいの志望動機になります
子育てをする中で、子どもが転んだり、怪我をしたり、時には骨折したりと、外科的な処置が必要な場面に多く向き合ってきました。そうした経験を通して、外科看護への関心が高まり、志望に至りました。
外科病棟では、術前・術後の患者様やご家族の不安に寄り添い、きめ細やかなケアが求められます。育児の中で培った観察力や柔軟な対応力は、このような場面で必ず活かせると考えております。
また、子どもの変化に日々向き合う中で育まれた共感力やコミュニケーション力も、患者様の小さなサインを見逃さず、安心して治療に臨んでいただける看護に繋がると信じています。これまでの経験を土台に、外科看護のスキルをさらに高めていきたいと考えております。
内科系
子育てをしていると、感染症が流行するタイミングで、熱や嘔吐など内科疾患の経験もします
このような経験を強みにしたいなら、内科系を志望するのもアリです!
子育てを通じて、感染症による発熱や体調不良への対応を重ね、症状の変化を見逃さず冷静に判断する力を養ってまいりました。こうした経験を活かし、患者様の体調変化を的確に捉え、安心して療養いただける看護を提供したく、御院内科を志望いたします。
小児科
子育てナースが最も志望動機を考えやすいのが、小児科ではないでしょうか?
小児感染症など小児特有の疾患に加えて、成長・発達の視点も持っているのは、転職をする上で強みそのものです
育児経験を活かした志望動機は、以下の通りです
子育てを通して、小児特有の疾患や発達の過程に日常的に向き合ってきました。その中で、子どもの体調変化に敏感になる力や、年齢に応じた関わり方を身につけることができました。
こうした経験を活かしながら、医療の現場でも子どもたちに寄り添いたいという思いが強まり、小児科で働きたいと考えるようになりました。
小児科では、成長や発達の視点を持って関わることが大切だと感じています。保護者の方の不安にも丁寧に寄り添い、家庭と医療の橋渡しができるような看護を目指したいと考えております。
【病期別】子育てナースの志望動機と例文
「性期は忙しく、慢性期は穏やか」みたいな印象はあります
また、人によって自分の看護に向いている病期もあるでしょう
この章では、子育てナースが転職する際の病期に合わせた志望動機の書き方について解説します
- 急性期
- 回復期
- 慢性期
- 終末期
急性期
「忙しい」「帰れない」のイメージが強い急性期ですが、個人的には外科の方が早く帰れてました
というのも、外科は観察項目が明確で、結果もわかりやすいため、自分のすべき看護がわかりやすいからです
チャキチャキ仕事を終わらせて帰りたい人向きと言えます
子育てをする中で、子どもの怪我や処置の場面に多く立ち会ってきた経験から、外科看護に関心を持つようになりました。これまでの病棟経験に加えて、小児の外傷対応などの場面でも、冷静に判断し行動する力が養われたと感じています。
また、私はもともと、物事を先回りして考え、段取りよく動くことが好きな性格です。そのため、処置やスケジュールの多い外科病棟のような環境の方が、自分には合っていると感じています。
術前・術後の変化を的確に捉え、次に必要な対応を先読みして準備するなど、患者様の安心と安全を支える役割を担いたいと考えています。今後は、観察力や対応力をさらに高め、チームの中でも頼られる存在を目指していきたいです。
回復期
「患者さんが元気になっていく姿を見守ることができる」「活気のある病棟で働ける」といったイメージから、回復期病棟を希望する子育てナースも少なくありません
私も回復期病棟での勤務経験があり、子育てによる疲れがある日でも、患者さんの前向きな姿勢に元気をもらっていました
患者さんが少しずつ元気を取り戻していく過程をそばで支えられることに、やりがいを感じています。回復期病棟では、リハビリを通じて前向きに取り組む患者さんが多く、病棟全体に活気があるのも魅力の一つです。
私自身も回復期での勤務経験があり、子育てによる疲れを感じる日でも、患者さんの笑顔や努力する姿に元気をもらうことが多くありました。
今後は、これまでの経験を活かしながら、一人ひとりの回復に寄り添う丁寧な看護を実践し、患者さんやご家族にとって安心できる存在を目指していきたいと考えています。
慢性期
「患者との長期的な関係を築きながら、サポートしていける」「比較的、症状が落ち着いている」といったイメージから、慢性期病棟を希望する子育てナースもいます。
症状が安定しているぶん急変が少なく、落ち着いた気持ちで仕事に取り組める点も、人気の理由のひとつです。
これまでの経験を活かしながら、患者さまとじっくり向き合える環境で働きたいと考え、慢性期病棟を志望いたしました。
症状が比較的安定している患者さまが多いため、急変対応が少なく、一人ひとりに丁寧なケアができる点に魅力を感じています。
また、子育てと仕事を両立する上でも、落ち着いた環境で心にゆとりを持ちながら働けることは大きな安心材料です。
長期的な関係を築きながら、患者さまやご家族に寄り添った看護を実践していきたいと考えております。
終末期
患者の最期を見届ける終末期を希望する子育てナースもいます

子育てと真逆な感じがして、大変そうね
私の先輩は、その人らしい時間を過ごせるようにサポートしたい緩和ケアの認定を取って、育休に入りました
もちろん、復帰も緩和ケアの認定看護師として働いています
患者さまが最期の時間を少しでも穏やかに、そしてその人らしく過ごせるよう、寄り添った看護を提供したいと考え、終末期病棟を志望いたしました。
慌ただしく処置に追われる環境ではなく、一人ひとりの思いをくみ取りながら丁寧に関わるケアができる点に強く惹かれました。
また、私自身子育てをしながら働くなかで、「限られた時間を大切にする」という姿勢が日々の生活に根づいており、終末期ケアにおいてもその視点を活かせると感じています。
患者さまやご家族にとって心の支えとなれるような存在を目指し、真摯に向き合っていきたいと考えております。
【状況別】子育てナースの志望動機の例文3つ

子育てナースって採用されにくい?
魅力的な志望動機を書いても意味ないの…
子どもがいると働ける時間に制限があるため、採用されにくいイメージを持つのも仕方ありません
一方で、子育ての経験はあなただけの強みです
この章では、面接官に好感を持ってもらえる子育てナースの志望動機の例文3つを紹介します
自分のエピソードに変えるだけで簡単に志望動機ができるので、ぜひ参考にしてください
例文1:整形外科病棟→整形外科病棟
子育てとキャリアップと掛け合わせた志望動機です
前職の整形外科回復期病棟では、患者さんの自立支援に力を入れていました。育休後、現職場に復帰しましたが、より専門的なリハビリテーションに携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。
貴院は小児リハビリテーションに強みがあり、整形外科看護と子育ての経験を活かせる環境だと考えております。また、知人から子育て世代に働きやすい職場だと伺い、看護師としてのキャリアと子育ての両立ができる理想的な環境だと感じました。
貴院で働くことで、回復期看護のスキルを活かしつつ、長期的に成長していきたいと考えております。
(246字)
育休復帰後もなおキャリアアップしたいことが伝わり、看護師として働く意欲も伺えます

これなら採用後も長く働いてくれそうと期待できます
例文2:小児科外来→小児科病棟
小児科外来と子育ての両輪を活かして、得意な診療科で転職を目指す志望動機です
小児科外来で4年間勤務してまいりました。自身の子育ての経験を活かしつつ、子どもたちの成長に寄り添う大切さや、受診中の子どもの不安を和らげる看護を心がけてきました。
貴院は地域の小児救急病院として急性期から慢性期まで幅広く対応しており、私の経験を最大限に活かせる職場だと考えました。
病棟の小児看護は初めてですが、これまでの経験を活かし、子どもの不安を取り除ける関わりができればと考えております。また、外来と入院の連携を強化し、小児医療のさらなる発展に携わりたいと考えております。
(237字)
小児看護へ強い思いが伝わり、豊富な経験は即戦力としても期待してもらます

私も小児科病棟の経験がありますが、特殊ナース診療科だけに即戦力はかなり重宝されます
例文3:消化器内科(検査病棟)→健診センター(内視鏡)
子育てナースということを全く触れずに書いた志望動機です
私は7年間、消化器内科の検査病棟で看護師として勤務し、高度な医療技術と患者さんへの心理的サポートの両立の重要性を学びました。特に、検査前後の心的ケアに力を入れており、上司からも「〇〇さんの患者さんはいつも安心して検査を受けられている」と評価してもらうことも度々ありました。
貴院は最新の内視鏡技術と患者に寄り添う医療で高く評価されており、これまでの経験を活かしつつ、看護師としてのスキルアップもできると確信して志望いたしました。
予防医療が推進される中で、内視鏡検査の看護を通して、患者様の健康を維持していきたいと考えております。
(213字)
あえて子育て中ということに触れず、看護経験で勝負する志望動機です

これまでの経験を使った最もメジャーな志望動機の書き方です
コピペOK!子育てナースの転職に使える志望動機テンプレート
子育てナースの転職に使える志望動機テンプレートは、以下の通りです
私は(①)で勤務してまいりました。そこで、(②)を学び、多くの経験を積んでまいりました。
貴院を志望した理由は、(③)です。また、(④)点にも強く惹かれました。
これまでの経験を活かし、貴院で(⑤)の看護をしていきたいと考えております。
各番号には
- ① 診療科や病棟など
- ② 経験やエピソード
- ③ 志望理由(志望先の特色や魅力)
- ④ 志望理由の追加や補足
- ⑤ 転職後の姿
実際にこのテンプレートを使って書いてみた例文がこちら
私は看護師として10年間、小児病棟で勤務してまいりました。子どもたちの治療に携わる中で、成長に合わせた丁寧なケアと家族への心理的支援の重要性を学び、多くの経験を積んでまいりました。
貴院を志望した理由は、24時間対応の小児救急外来を備え、地域の子育て支援の中核を担う医療機関として高い評価を得ていることです。また、看護師の継続教育に力を入れている点にも強く惹かれました。
これまでの経験を活かし、急性期から慢性期まで様々な状況の子どもたちとその家族に寄り添った看護を提供したいと考えております。さらに、プリパレーションの技術を活かし、子どもたちの不安を和らげる看護の実践にも貢献してまいりたいと存じます。
(300字)
志望動機が思いつかない時の3つの対処法
志望動機に書くことが思いつかない…
この原因は「必要な情報を集めれていない」です
対策は
- 自己分析をする
- 志望先の情報を増やす
- あなたを客観的に見てもらう
対処法1:自己分析をする
自分の強みやアピールポイントに気づけていない可能性があります
そんな時はもう一度自己分析をしてみましょう
具体的な方法は、【ナース転職】自己分析が必須な理由と手順|3つの質問に答えるだけ成功率UPで解説しています
対処法2:志望先の情報を増やす
自分の強みやアピールばかりで、志望先の特色や魅力について触れていないかもしれません
そんな時は「なぜその病院に転職したいと感じたのか?」を思い出しましょう
例えば
- 実際に働いている人から、子育てしやすい職場と聞いたから
- これまでの経験が活きるため、転職後の負担が少ないから
数ある病院の中からあなたが転職したいと思った理由は
きっと志望動機に加えるべき志望理由です
対処法3:あなたを客観的に見てもらう
最後は、あなたを客観的に見てもらうことです
パートナーや職場の同僚、知人や転職エージェントのアドバイザーなどが挙げられます
詳しい内容は本記事の「子育てナース必見!志望動機は6つのポイントを意識するだけで良くなる」に書いています
履歴書が完成!次に不安なのが面接…志望動機をうまく伝えるコツを伝授
やっとの思いで履歴書を完成して、気を抜けるのも束の間です
履歴書が良くても面接で自己アピールできなければ採用は遠のきます
転職をしたい看護師の多くは面接がネックで転職を諦めます

面接対策ができれば、内定が一気に近づきます!
子育てナースの面接対策については、こちらの記事で解説しています
面接で聞かれる質問は決まっている|子育てナースが考えておくべき質問20選と回答例
まとめ:あなたの強みや魅力が伝わる志望動機書こう!
今回は「子育てナースの志望動機の書き方」について詳しく解説しました
志望動機を一から考えるのは大変です
テンプレートや例文を使うことで、クオリティの高い志望動機が短時間で書けます
そして、志望動機は書き終えたら終わり!ではありません
パートナーや職場の同僚など身近かな人に見てもライましょう
身近な人に見てもらうのが恥ずかしいなら、看護師転職エージェントがオススメです
履歴書の添削以外にも面接対策や求人との条件交渉の代行など、ざまざまなサポートが期待きます
詳しい内容は、こちらの記事にて解説しています
