子育てナース夫婦の1日スケジュール大公開|理想と現実の違いに共感の嵐【インタビューあり】
こんにちは!
看護師10年目でナース夫婦、2児の子育て奮闘中のトラカン先生です
早速ですが
看護師と子育ての両立は想像以上に過酷
他の子育てナース夫婦はどんな生活をしているの?
この記事を読んでくれている人の多くはこんな悩みや疑問を抱いているのではないでしょうか?
私も数年前まで同じ悩みを抱えていたので、気持ちはすごくわかります
そして、自分以外のナース夫婦がどうやって看護師と子育てを両立するのか気にしていました
そこで今回の記事では、実際にナース夫婦として仕事と子育てを両立している私が
- 子育てナース夫婦の1日のスケジュール
- 子育てナース夫婦へのインタビュー
- 子育てナース夫婦の理想の働き方
について解説します
1日のスケジュールや実際に子育てナース夫婦へのインタビューなどリアルな情報が盛りだくさん
また、ナース夫婦が仕事と子育てを両立するための工夫についても解説します
実際に試して効果があったものだけに厳選してお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください
この記事を読み終わる頃には
子育てナース夫婦の現実と今後目指すべきあなただけの理想の生活をイメージできます
現実は想像以上に過酷?子育てナース夫婦の1日のスケジュール(過去・現在)を大公開
まずは、過去の私たちのスケジュールについてです
夫は夜勤なので、ワンオペの朝は忙しい
- 朝ごはん・保育園の準場
- 子どもが起きる前に身支度
夜勤ラストスパート…
機嫌の悪い子どもに「早くして!」と怒りながら、ご飯を食べさせ、出発の準備
大泣きする子どもを先生に預けて、職場まで爆走(安全運転)
- 情報収集
- ラウンドの準備
- 申し送り
- ラウンド
- 検査・OP出し
夜勤から帰宅
今晩も夜勤なので、お風呂・ご飯を食べて、仮眠しないと…
残業しなければいけないため、夫に保育園の迎えをお願い!
- 眠たいのを我慢して保育園の迎え
- 夕食の準備
残業が全く終わりそうにない…
子どもに夕食をたべてもらい、お風呂・歯磨きを済ませる
今日も夜勤があるから、少し仮眠を取りたいんだけど…
子どもの寝かしつけをしつつ、寝落ち
母親がいないためグズる子どもの寝かしつけは大変
子どもの寝顔に癒されつつ、帰れなかった自分に自暴自棄
明日も同じような日々が待っている…おやすみ
夜勤へ出発…眠たい…
- 子どもとゆっくり関わる時間がない
- 生活を回すだけで精一杯
- 子育て制度を何も利用していない
では、次に現在の私たちのスケジュールも見ていきましょう
家族全員で起床
保育園の準備はぜ前日に終わらせたので身支度のみ
朝、連絡ノートを書いてないと焦ることもありません
保育園の送迎担当は、事前に決めた通り
お互い家から近い職場なので、通勤時間も15〜20分程度
私は回復期病棟で穏やかに働き、妻は健診センターで外来業務をしています
子どもと関わる時間を増やしたいと思い転職しました
私は昼までのパートタイムなので帰宅
帰宅後は2時間ほど自由な時間を過ごした後
- 夕ご飯の準備
- 保育園の迎え
- 夕方子どもと遊ぶ など
基本的には残業はないため定時退社
子どもも急な発熱などでも休みが取りやすく、本当に良い職場だなと感じています
帰宅後は家族全員で夜ご飯、お風呂や翌日の準幅を済ませて、寝るまでは自由時間(2時間程度)
自由時間の間に
- 保育園での出来事を聞く
- お勉強を一緒にする
- おもちゃで一緒に遊ぶ など
翌日が休みなら、自由時間を延長して夜更かしすることも!
職場や働き方を変えるだけでも、子育てに費やせる時間や心の余裕が随分変わります
- 心身の余裕から、小さいことで子どもにイライラしなくなった
- 夫婦が協力して子育てに参加できている自覚がある
- なにより家族と過ごす時間が増えた
- 職場環境に恵まれたのも大きい
これはほんの一例であり、ナース夫婦の働き方に正解はありません
そこで本ブログを通じて、自分たちに合った働き方を見つけてもらえると嬉しいです
子育てナース夫婦へのインタビューからわかる看護師の理想と現実
インタビューにご協力していただき、ありがとうございました
早速なんですが、今日は子育てナース夫婦の理想と現実というテーマでインタビューができればと考えています
ナース夫婦で子育ては想像以上い過酷で、毎日目まぐるしい状況です
理想の生活とは程遠い原因ってなんだと思いますか?
時間通りに進まないこと、イレギュラーなイベントが毎日のように押し寄せてくることです
朝起きたらすでに機嫌が悪い
やっとご飯を食べ始めても一瞬目を離した隙に牛乳がカーペットにダイブ!
米粒が手足についたまま遊び始め、保育園の時間が迫っていても着替え・歯磨きは拒否
車に載せるのも一苦労な上に、保育園の駐車場から玄関までの道のりが遠い(暴れる子ども2人をラグビー抱き)
職場に着く頃にはヘトヘト…ですが急性期病院なので忙しすぎて息つく暇もなし
鬼の形相で仕事を終わらせて、迎えに行くとギリ延長保育の時間になっている…
帰宅後も私が夕食の準備、その間に夫が家の掃除とお風呂に入れる、寝かしつけをこなすだけで精一杯
こんなことが日常茶飯事です
次の日も同じ1日がくると思うと、体力温存のために早めに寝ることを優先します
また、夫が夜勤明けの日は朝はワンオペ…絶望しか感じられませんw
どんな生活が理想ですか?
子どもと過ごせる時間を1日1時間でも良いので確保したいです
夜は家族でゆっくり過ごしたいですね
休日は家族で少し遠出もしたいですし
不規則勤務だからまとまった休みがない上に、夫婦で休日が合うこともほとんどないからね
理想と現実でかなりのギャップがありそうですね
ナース夫婦が理想の生活に近づく方法についても記事を書く予定なので、今後もブログに遊びにきてもらえると嬉しいです
ナース夫婦が看護師と子育てを両立するための工夫10選と働きやすい職場
子育てナース夫婦の現実については十分わかったよ
大切なのは、どうやって子育ての時間を確保しているかだって!
こんな声が聞こえるので
この章では子育ての時間を確保するための工夫10選について解説します
- 院内保育園や託児所を利用する
- 育児短時間勤務制度を活用する
- いざという時に頼れる人・場所を確保しておく
- 家事・育児を分業制にする
- ナース夫婦の同僚に相談する
- お互いに自分だけの時間を作る
- 完璧を求めすぎない
- 時短家電を活用する
- ファミリー・サポート・センター事業を活用する
- 最終手段|子育てに理解ある職場を探す
私や先輩ナースが実際に試して効果的だった工夫だけに絞ってお伝えするので
皆さんも試す価値ありです!
実際、この工夫を取り入れたら
- 子どもと1日3時間は関われる
- 子どもの話をゆっくり聞いてあげられる
- 夜は一緒に寝られ、子どもの寝つきも良くなった
- 仕事と子育てのバランスを考えるきっかけになった
ちょっとした工夫で時間的な余裕が生まれ、子育てとの両立も随分しやすくなりました
時間に余裕のなかった時は子どもも不機嫌になり、悪循環だったので、今の生活に満足
具体的な工夫については
「看護師と子育ては両立できる!ナース夫婦がすべき効果実証済みの工夫10選」の記事にて解説しています
3ステップ|子育てナース夫婦の理想の働き方
子育てナース夫婦の理想の働き方を目指すための3ステップを解説します
- 理想の働き方の必須条件を出す
- 必須条件である理由を考える
- 具体的な解決策を探る
ステップ1:理想の働き方の必須条件を出す
看護師と子育てを両立するための必須条件考えましょう
なぜなら
- 夫婦間での意見のすり合わせができる(価値観の共有)
- 仕事と子育てを両立するための具体的な指針ができる
- 転職先に求まる条件が明確になり、求人探しもスムーズにできる
必須条件決められれば
妥協できない部分と柔軟に対応できる部分を区別でき
より現実的な働き方の実現がしやすくなります
同時に、将来のキャリアプランや家庭生活の設計にも役立ちます
理想の生活を理想で終わらせないためにも、まず働き方の必須条件について考えてみましょう
ステップ2:必須条件である理由を考える
必須条件である理由がわかれば、理想の生活に向けた具体的な解決策を考えられます
例えば、ナース夫婦が子育て中心の働き方にしたい場合の必須条件が
- 子どもと過ごす時間を十分に確保できること
- 柔軟な勤務時間や勤務形態があること
- 育児休暇や時短勤務などの制度が充実していること
- 緊急時に対応できる体制があること
だとします
これらが必須条件である理由は
- 子どもの健全な成長を促すため
- 良好な親子関係を築くため
- 仕事と育児の両立を可能にし、心身のストレスを減らすため
- 子どもの急な病気などへ柔軟に対応するため
このように具体的な理由をイメージできる必須条件は、今後働き方を考える上での軸になるでしょう
ステップ3:具体的な解決策を探る
前の見出しで紹介した必須条件とその理由に沿って、具体的な解決策を考えました
- 職場の子育て支援制度の活用
- 交代制勤務やパートタイム勤務など、柔軟な勤務形態の選択
- 夫婦で協力し、シフトを調整して子育てと仕事を分担
- 地域の子育て支援サービスや保育施設の活用
- 子育てに理解のある部署へ異動希望
- 子育てに理解のある職場に転職
このように様々な解決策があります
なんとなく子育てと両立ができないな…だと何をどのように解決していいかわからず、結局解決できないままです
人はわからないことを始めるのは億劫になる生き物です
だからこそ、抽象的な悩みを具体的にできれば、具体的な解決策を考えられるのです
おまけ:子育ての時間が確保できれば、こんな良いことがある【経験談】
子育ての時間が確保できれば、以下のようなメリットがあります
- 親子共に楽しく過ごせる時間が増えた
- 一緒に遊ぶ時間を通して、これまで知らなかった子どもの成長を感じた
- 子どもの悩みや不安をタイムリーに発見して、リアルタイムで対処できた
- 子どもの興味や才能に気づき、適切な支援や教育の機会について夫婦で話し合えた
これらのメリットを感じた先輩ナース夫婦への実録インタビューについても紹介しておきます
2人の現在の働き方を教えてください
私は常勤ナースで、妻はパートタイムナースです
以前はどんな働き方をしていましたか?
もともと夫婦ともに夜勤込みの常勤ナースとして働いていました
その時は夫が3交代で、私が2交代勤務でした
その時は子供がいましたか?
はい、いました
子どもが1歳になり復帰した直後だったので そのタイミングで仕事と子育ての両立は難しいし、もっと子どもと関われる時間がほしいと思うようになりました
解決策として何をしましたか?
私は経済的な基盤を維持するため、残業の少ない部署へ異動(常勤ナースとして)、妻が日中のみのパートタイムナースになりました
職場に雇用形態を変えてもらいたいと相談したら日勤のみのパートタイムナースがあったので変更しました
他にも育児介護休暇の申請や時短家電を使ってみるなどしました
妻がパートタイムナースなってくれたおかげで、保育園の送迎問題は解決しました
子育ての時間が確保できたことで具体的に何が良かったですか?
色々ありますが、やはり一番は「これまで知らなかった子どもの成長を感じれるようになったこと」ですね
今までは夫婦ともに忙しく、子どもが日々成長しているにも関わらず、それを見逃していました
子どもの成長ってすごく早くて「それ昨日はできなかったのにできるようになったの!」みたいなことだらけで驚きました
特に3歳までの成長は目覚ましいですよね
子どもの成長を感じられるため
「こんなおもちゃが発達を促すのでは?」
「あんなおもちゃなら喜ぶだろーなー」
と子どものことを考えるのが楽しくなりました
これまではお互い忙しくて心に余裕がなく、親子ともに機嫌が悪い日も多かったなと…
他にも子どもの悩みにいち早く気づき対処できるようになりました
これまで知りもしなかった世界に飛び込む通園
日々他の子どもから刺激を受けて、私たち両親が思っている以上に色々なことを考えて行動します
その中で、お友達と喧嘩したこと、上手に服がきれず悔しい思いをしたこと(周りの子はできているのに)など子どもなりに悩むことが多いようで
大人の私たちからすれば些細なことでも子どもにとっては大きな悩みですもんね
素直に謝れるなら、また仲良しでいてくれると説明したり、上手に服が着れるように家で練習したり(特にボタンが大変でした…)しました
悩みに早めに気づいて対処するようになって子どもの自己肯定感も高まった気がします
なるほどですね、子育ての時間が確保できると、一緒に過ごす時間が増えるだけではないんですね
私も同じことを経験中なので、すごく共感です
今日はありがとうございました!
今日話してもらった内容は、きっと画面の向こう側の読者さんの背中を後押しになると思います
今回のお話がみなさんのお役に立てれば嬉しいです
ありがとうございました
ありがとうございました
まとめ:ナース夫婦の現実は想像以上に過酷!でも改善の余地あり
今回は「子育てナース夫婦の生活の理想と現実」について解説しました
子育てナース夫婦の現実は想像以上に過酷です
夜勤・残業、保育園の送迎、帰宅後もグズる子どもを横目に夕ご飯を作り、お風呂、寝かしつけ…
この記事を読んでくださっている方の中にも
同様の悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
一方で、働き方を少し変えるだけで、子どもと関わる時間が増えました
心に余裕を持てるため、一人で遊ばせたり、苛立って怒ったりすることもなくなりました
働き方を変えるなら、まずは職場へ相談してみましょう
今のライフスタイルに合った働き方や子育て支援制度を紹介してもらえるかもしれません
職場で利用できる子育て支援制度については、こちらの記事をどうぞ▼
働き方を変えるのには、私も含め例外なく何かしらの痛みを伴います
しかし、今回私たちナース夫婦の事例をみていただいた通り
その先には理想の生活が待っているので、ぜひその一歩を踏みだしてみましょう!