子育てナースは小1の長期休暇をどう乗り切っている?具体的な対策7選を紹介


こんにちは!トラカン先生です!
今回は「小1の長期休暇(夏休みなど)と仕事との両立」についてまとめました!

4月やゴールデンウィークを乗り越えたと思ったら、夏休み…
40日もあるのに仕事をどうすればいいの?
年に数回訪れる長期休暇…
長期休暇に合わせて仕事を休ませてくれる職場など、もはや看護業界には存在しません
そこで、世の中の子育てナースさんへインタビューをもとに、長期休暇と仕事を両立する具体的な対策をお伝えします
- 子育てナースの長期休暇への不安や悩み
- 子育てナースが押さえるべき小学生の長期休暇の対策7選
- 長期休暇で寂しがらせない!親ができる効果的な3つの関わり方
インタビューで聞けた実際のエピソードも紹介しており、かなり生々しい話が聞けますよ

他のサイトでは紹介していない「そんな乗り切り方があるの⁈」みたいな対策もありますよ
今回の記事は、これから小学校に進学する親御さんだけが対象ではありません
小学1年のお子さんががおり、今まさに夏休みに怯えている方にとっても学びの多い内容になっているので、ぜひ最後までお読みください!
小学生の長期休暇|子育てナースが抱える不安や悩み5選
学童保育の開始時間よりも出勤時間の方が早い
学童保育の開始時間が出勤時間より遅いため、送迎が難しいという悩みがあります
特に長期休暇中は「8時〜17時」であり、勤務時間と合わないことが多いです
民間なら19時まで預かってくれるところもありますが、経済的な理由からすべての家庭が利用できるわけではありません
そのため、職場によっては学童保育に送ってから出勤すると遅刻になります

以前の職場では、毎日1時年休を使って始業時間をズラしている先輩がいました

他にも時短勤務で仕業終業時間を1時間減らす人もいます
もしくは、朝は一人で歩いて学童保育へ行ってもらうしかありません
学童保育に行けない…一人でお留守番さえるのは不安
お住まいの地域によっては、学童保育が定員オーバーの場合もあります
限られた枠の中で希望者の思いを一人でも多く反映するために、高学年になると退所をお願いされるケースも…

私の先輩も、子どもが4年生になったタイミングで学童からの退所をお願いされたと話していました
こうして、はじめて「ひとりでお留守番」をする日がやってくると、親としての不安です
- 知らない人が訪ねてきたときに対応してしまう
- 火や電気などの危険なものを触ってしまう
- インターホンや電話にどう対応するか不安
- 窓やドアを開けてしまう
- 寂しさや不安で泣いてしまう
- トイレや暗い場所が怖くて動けなくなる
- 地震や火事など災害時の対応がわからない
- おやつの量や食べ方が心配(喉に詰まらせるなど)
- 勉強や宿題に集中できずダラダラ過ごしてしまう
- 外に出てしまう(友達と遊びに行くなど)

心配は尽きませんね……
子どもを信じてあげるだけの心の余裕がほしい…
お昼のお弁当を作らなければいけない
遠足の日だけなら、少し早起きしてお弁当を作るのもがんばれますよね
でも、長期休暇中に毎日お弁当を用意するとなると話は別です
仕事で家を空ける日が続くと、負担がどんどん積み重なっていきます

正直、前日の夕飯の残りばかりになりそうです…
特に、準夜勤明けの日は本当にきつい
眠たい目をこすりながら、早朝にお弁当作り
体も頭も動かない中での作業は、つらさしかありません
そんな時に備えて先輩の知恵を借りましょう
- 電子レンジで調理できる冷凍食品を活用
- 作り置きのおかずをまとめて準備
- 市販のお弁当を取り入れる日をつくる
- そもそもお弁当がいらない日をつくる工夫も

手作りでがんばることも素敵ですが、自分の休息を優先して「楽を選ぶ」ことも大切です
がんばりすぎず、「ちょっと手を抜いても大丈夫」って、自分に言ってあげましょう
宿題をサポートしてくれるところがない
学童保育に通わない場合、宿題を見る環境が限られてしまうのも大きな悩みのひとつです。
仕事が終わって家に帰ってから、
子どもと一緒に宿題を見てあげられたら理想ですが――
現実は、なかなか難しいですよね。

仕事でヘトヘトになっているのに、夕食の準備に、お風呂、翌日の持ち物チェック……想像しただけで疲れます
時間も気力も余裕もない中で、「宿題くらいちゃんと見てあげたい」という思いと、
「今日も無理かも…」という罪悪感の板挟みになりがちです
一緒に過ごせないことへの罪悪感
せっかくの長期休暇なのに、仕事が理由で子どもと過ごす時間がとれない
そんな罪悪感を抱えている子育てナースも多いのではないでしょうか
特に、小学校に入学すると親離れが始まり、放課後は友達と遊びます
つまり、親子で一緒にいられる時間はどんどん減ります
だからこそ、長期休暇は親子でゆっくり過ごせる貴重な時間なんですよね

お金と時間さえあれば、
普段行けない場所に連れて行って、一緒に遊べるのに…

本当にそうですよね
子どもとの生活を支えるために働いてるのに、そのせいで一緒に過ごせないって矛盾です
働く親として、どこまで子どもと向き合えるのか
この問いに答えは出なくても、みんな同じように悩みながら日々を送っています
子育てナースが押さえるべき小学生の長期休暇の対策7選
対策1:民間の学童保育を利用する
施設にもよりますが、長期休暇限定で受け入れてくれる民間の学童保育もあります
学区内だけでなく、職場に近い学童を利用できれば、出勤・退勤と送迎をセットで済ませられます
この他にも学童保育を利用することで、以下のメリットがあります
- 宿題を見てもらえる
- 給食の代わりに昼食が提供される

メリットからもわかる通り、親の負担がグッと減りますね
さらに、季節にちなんだイベントを実施してくれる施設もあります
子どもにとっても楽しい思い出の場になるもの嬉しいですね
対策2:塾の夏期講習や冬期講習を利用する
低学年のうちは 学童保育を利用して何とか乗り切れていた長期休暇
しかし、高学年になると学童に通えなくなるケースもあります

知人の子も 4年生になったとたんに「学童は卒業してください」と言われたそうです
自治体によっては学童保育が定員オーバーとなり、低学年を優先して受け入れているところもあります
そこでオススメしたいのが、塾の夏期講習の活用です
- 朝から夕方まで授業がある
- 授業がない時間も自習スペースで過ごせる
- 宿題のフォローをしてくれる塾もある
こうした環境があれば子どもは安心して過ごせるし、家で宿題を見る負担も減らせます
塾は「勉強の場」だけでなく、高学年の居場所としても活用できます

少しお金はかかっても、勉強が嫌いではない子なら対策としてありですね!
対策3:祖父母の家で過ごしてもらう
長期休暇は祖父母の家で過ごしてもらうという人もいます
普段とは異なる環境に身を置くことで、子どもにとっても刺激になり、結果として成長につながります

私も田舎の祖父母の家で一週間ほど過ごしました
川遊びや山の中の散策など、初めてのことばかりで新鮮でした
その時の体験を夏休みの自由研究マップにまとめて提出して、先生に褒められたのを今でも覚えています
対策4:サマーキャンプや旅行などのイベントごとに参加させる
子どもだけで参加するサマーキャンプや旅行も一つの方法です
ただし、知らない人に預けることに抵抗がある人もいます
そのため、すべての家庭に合う方法とは限りません

私は小学2年と4年の時に兄弟で「沖縄ツアー」に参加しました
船で22時間かけて移動、1週間ほど現地で過ごしました
船酔い以外は、今でも楽しい思い出です
祖父母の家と同様、普段と違う体験ができるのが大きな魅力です
自然の中で過ごす経験は、子どもの成長に良い刺激になります
対策5:パート勤務に切り替える
小1の壁と言われる4月を乗り越え、ひと安心したのも束の間…
夏休みを前に現実を知り、パート勤務に変更せざるを得ない人も少なくありません
フルタイムで働いていると夜勤や長時間の残業、委員会や研修などで家にいる時間はわずかです

子どもが高学年なら友達や一人で過ごせますが、入学したてだとそうもいきません

想像するだけで、今から胃がキリキリしそうです…
パート勤務なら退勤時間を15〜16時に調整でき、学童保育から帰るタイミングに合わせて帰宅できます
子どもが大きくなったタイミングでフルタイムや常勤に戻れるのもメリットです

でも給料が激減するから、習い事や学童に捻出するお金がないよ…
そこが子育てナースの課題です
直前になってお金の問題を考えても解決しません
夏休みを乗り切るなら、せめて6月のボーナス(常勤のため)を全額貯金しておきましょう
対策6:異動希望や転職をする
日勤だけの外来や透析室への異動希望を出したり、訪問看護や健診センターに転職するのも選択肢の一つです
部署異動なら給料や福利厚生が変わることなく、慣れ親しんだ職場で続けられます

心身の負担を最小限にできそうですね
一方、病院内での異動だと日勤のみの部署が限られるデメリットがあります

外来も透析室も絶対苦手だから、異動したらしんどいだろうな…

それならいっそのこと訪問看護や健診センターに転職するのもありです
平日日勤中心の働き方ができ、長期休暇に備えられます
規則的な生活が送れるので、夜は必ず子どもと一緒に過ごせるのも嬉しいですね
夜勤がなくなるため、体の負担も減り一石二鳥です

現在、健診センターで働いています
子育てがしやすくなった上、総合病院時代では考えられないほど体が楽になりました
対策7:退職をする
最終手段として退職もありです
ただし、給料がなくなるため、パートナーの経済的な負担が大きくなります
金銭的に余裕があれば、一度退職して、子育てしやすい職場を探してみても良いでしょう
長期休暇で寂しがらせない!親ができる効果的な3つの関わり方
関わり方1:その日の出来事を聞いてみる
長期休暇中、子どもが寂しさを感じないためには、親の関わりがとても大切です
その日の出来事を聞いてあげるだけで、子どもはホッとした気持ちになります
「今日はどんなことがあった?」と声をかけると、子どもは自然と話し始めます
学校での楽しいことや不安な出来事を話すことで、子ども気持ちが整理され、少し軽くなります

親との関係性を深めるきっかけにもなります

忙しい毎日の中で、ほんの少しの時間でも子どもに関心を示すことが、実は大きな支えになっているんですね
関わり方2:出かける日の計画を一緒に立てる
長期休暇中、子どもと一緒に出かける日を楽しみにすることも大切な関わり方です
計画を一緒に立てることで、子どもはワクワクとした気持ちになり、長期休暇の目的も増えます
「どこに行こうか?」「何をしたい?」と聞いてみると、子どもも自分の意見を言いやすくなり、親との共同作業を楽しんでくれるはずです
親と一緒に決めたことで、その日がもっと特別なものになります

一緒に計画を立てると、行く前から楽しみになりますよね
関わり方3:可能な範囲内で宿題を一緒にする
長期休暇中、宿題を一緒にすることで親子の絆が深まります
毎回は難しくても、可能な範囲でサポートをすると、子どもは安心感を持ちながら宿題に取り組めます

親が一緒に宿題をしている姿を見せると、子どもも宿題にとっかかりやすい雰囲気になります
また、親が仕事の振り返りや予習をしている姿を見せることで、子どもも勉強に対する意識が高まるでしょう

「宿題をしなさい!」と言うだけでは効果が薄いため、親自身が勉強する姿を見せるのが大切ですね
長期休暇にまつわる子育てナースの3つのエピソード
エピソード1:公立の学童保育に馴染めず…

うちの子は公立の学童保育に馴染めず、急遽、長期休暇をしのぐために塾に通うことにしました

どうしてなじめなかったんですか?

もともと私立の幼稚園に通っていましたが、夫の転勤で効率の小学校に入学することになりました
私立幼稚園はお受験で入るようなところだったので、真面目な友達に囲まれて過ごしていました
しかし、転勤先の公立小学校は、今までよりも元気な子が多い学校で…その激しさに圧倒されたみたいです

学童保育でも過ごしにくさを感じたわけですね

はい、学童保育では上の学年の子どもも一緒だったので、さらに衝撃的だったんだと思います
結局、勉強が嫌いではなかったため、少しお金はかかりますが、長期休暇は夏期講習のある塾に通うことにしました

転勤で友達がいない状態で新学期が始まったので、余計に負担だったのかもしれませんね

夏期講習がある塾に入れると自主スペースも開放され、クーラーや暖房の効いた室内で過ごせます
今思えば、悪くない選択肢だなと!
エピソード2:上の子が4年生になったタイミングで学童保育を辞めました

上の子が4年生になった年、学童保育の定員オーバーで退所しなければならなくなりました
下の子は1年生なので、退所は避けられましたが…

特に、都内の学童保育は定員オーバーが続いていると聞きます

結局、上の子(長女)はしっかり者だったので、1年生の妹と自宅で過ごしてもらうことにしました

玄関は閉めていても窓から出たり、不審者がインターホンを鳴らしたりなどの心配はありませんでしたか?

幸いオートロックマンションだったので、不審者の心配はありませんでした
ただ、8階なので窓の施錠だけは仕事前に徹底しました

マンションだと不審者の不安はクリアできますね
転落したらと考えると恐ろしいですよね…
エピソード3:区民プールに助けられました!

あまり知られていませんが、区民プールを活用すると良いよとママ友に教えてもらいました

具体的にはどのように活用しますか?

区民プールは9〜17時まで開館しており、料金も最初2時間で300円程度、以降は1時間追加するごとに50円です
つまり、お弁当を持たせておけば600円ほどで1日で過ごせます

そんな利用の仕方は思いつきませんでした

最初一回だけ一緒に過ごして、支払い方法を説明しておけばOKです
うちの子はお兄ちゃんやその友達と一緒に行っていました

確かに、小学1年生だけで行かすのは心配ですね…
私も最寄りの区民プールについて調べてみます

注意点としては、区民プールによっては「小学1年生より小さい子どもは親の同伴が必要」などの条件があります

夏休みなら涼しい場所で遊べて、経済的にも助かりますね
ただし、利用する場合は安全性も考えて、施設ごとのルールを厳守です!
おまけ:応援メッセージとお願い
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐯
今回、インタビューを通して子どもが小学生になって
むしろこれまで以上に仕事との両立が難しいと感じる子育てナースが多いとわかりました
特に今年、子どもが小学生になった親からは
「今後の働き方について考えないと…」という声が何度も聞かれました
小学生になり、利用できる子育て支援制度も減るため
今回紹介した具体的な対策を駆使しながら、仕事との両立を実現していきましょう
- 民間の学童保育を利用する
- 塾の夏期講習や冬期講習を利用する
- 祖父母の家で過ごしてもらう
- サマーキャンプや旅行などのイベントごとに参加させる
- パート勤務に切り替える
- 異動希望や転職をする
- 退職をする

詳しくは「子育てナースが押さえるべき小学生の長期休暇の対策7選」で解説しています
【🙇お願い🙇】
また「こんな対策があるよ!」「うちはこんな方法で乗り切ったよ!」などの意見があれば、ぜひ教えてください!

来年の今頃、本当に焦っていると思うので、みなさんの力を借りたいです!
みなさんと一緒にこのサイトを盛り上げ、一人でも多くの子育てナースの助けになればと嬉しいです
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