登下校・学童保育編|子育てナースが頭を抱える小1の壁問題をズバッと解決【体験談あり】


こんにちは!トラカンです!
子育てナースが悩む「登下校と学童保育に関する小1の壁」についてまとめました!
早速ですが

子どもが小学生になったら、看護師は続けられるの?
学童保育に預けても帰宅時間には間に合わないよ…
保育園よりも預けられる時間が短くなる小学校
ただでさえ不規則勤務や残業の多い看護師が、子どもの帰宅を家で待つのは不可能に近いミッションです

私も来年から長男が小学生なので、不安でいっぱいです…
そこで今回は、私含め子どもが小学生になる前の子育てナースの関わる不安(登下校・学童保育編)について、以下の内容をお伝えします
- 小学1年生の登下校・学童保育の時間
- 登下校・学童保育に関する5つの問題と効果的な対策
- 登下校・学童保育に関する子育てナースの体験談
知人の子育てナース3名に話を聞いたんですが、正直1年前くらいから真剣に考えておかないと後悔するなって印象です

私含め、子育てナースの皆さんが入学式直前に後悔しないための内容になっています
具体的な対策について体験談を交えながら詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください
小学1年生の登下校・学童保育の時間
小学1年生の登下校・学童保育の時間について解説します
登下校時間
- 1週目:7:00過ぎ〜11:30下校(給食なし)
- 2週目:7:00過ぎ〜13:30下校(4時間目+給食あり)
- 3週目〜4月末:7:00過ぎ〜週3回は13:30下校、週2は14:15下校(5時間目まで)
- 5月〜:7:00過ぎ〜14:15下校(5時間目まで)
登校時間は地域や学校までの距離によって異なりますが、早ければ7時過ぎ、遅くとも7時半には家を出発します
入学直後の数日はまだ慣れないため、6時には起きて準備が必要でしょう
学童保育の時間
学童保育とは、共働きなどで日中に子どもを見られない家庭のために、放課後や長期休み中に小学生が過ごせる場所を提供する施設です
内容 | 遊びや宿題のサポート、施設によっては夕食を提供してもらえる場合もある |
運営 | 自治体と民間の運営施設 |
預かり時間 | 放課後〜19時前まで |
保育料 | 月額5,000〜10,000円前後 |
夜勤や土日出勤・長期休暇で休みが取れない子育てナースなら、預かり時間に余裕のある施設だと嬉しいですね

自治体運営だと利用時間が短いため、柔軟に利用したいなら民間の学童保育がオススメです
登下校・学童保育に関する5つの問題と効果的な対策
子育てナースが登下校・学童保育に関して抱える問題は、以下の5つです
- 入学直後の“昼まで登校”…この1か月、仕事どう乗り切る?
- 旗振り当番だと日勤に間に合わない…
- 夜勤ができなくなる…
- 残業だと学童を利用しても先に帰宅できない…
- 習い事をさせる余裕がない…
問題1:入学直後の“昼まで登校”…この1か月、仕事どう乗り切る?
4月、ピカピカのランドセルを背負って、ちょっと大きめの制服に身を包んだわが子
「いってきます!」と玄関を出ていくその背中に、成長を感じてうるっとしたのも束の間…
なぜなら、小1の春は超短縮スケジュールだからです
はじめ1週間は11時半には下校…5月以降も15時過ぎには帰ってきます

看護師のシフト勤務に、このスケジュール…正直キツすぎませんか?

ゴールデンウィークもあるし、4〜5月連続で休み希望なんて出せないよ…
みんな、どうやって乗り切ってるの?
そんな不安でいっぱいの春…
同じように悩んできたナースたちの体験をもとに、具体的な対策をまとめました!
- パートナーや両親の協力
- 子育て支援制度
- 学童保育
- パート勤務に変更
- 転職
入学直後の短縮授業に対応するため、家族の協力や制度の活用が欠かせません
パートナーと休みが重ならないよう勤務を調整したり、両親に頼って、誰か一人は自宅にいられる体制を作る家庭もあります
また、育児短時間勤務や学童保育を組み合わせることで、フルタイム勤務が難しい期間をカバーできます

例えば、「8:30〜15:30」の勤務+学童を数時間使えば、子どもの帰宅に間に合います
中には、パート勤務へ切り替えることで柔軟に対応している人も!
しかし、収入や待遇の変化に悩む声も多く聞かれます
そのため、「子育てに理解のある職場」や「日勤のみの勤務」など、働き方自体を見直して転職する人も少なくありません
子どもの入学は、家族の生活リズムが大きく変わるタイミングです
無理せず、続けられる働き方を選ぶことも大切です
問題2:旗振り当番だと日勤に間に合わない…
旗振り当番とは、小学生の登校時間に合わせて、事故の多い交差点などに立ち、子どもたちを安全に登校させるための見守り活動のこと
地域差はありますが、少ないところで年に数回、多い地域では月1回以上(年間12~13回)担当することもあります
時間帯は、投稿に合わせて朝の「7:30〜8:10の40〜50分程度」です

始業は8:30なので絶対に間に合いません…
- 休み希望を出す
- 育児、短時間勤務の申請で始業時間を遅らせる
- パートナーや両親に協力してもらう
年に数回程度の旗振り当番であれば、勤務希望や遅出などの勤務調整で対応できます
一方で、月に1回以上で回数が多いと、育児短時間勤務を使って始業時間を遅らせるなどの工夫が必要でしょう!
問題3:夜勤ができなくなる…
子供が小学生になると登下校の時間や宿題のサポートなど、むしろ幼児よりも手がとられます
そのため、時間に余裕がなくなり、夜勤が難しくなるでしょう
- 夜勤免除の申請
- 夜勤専従に変更
- 日勤のみの部署異動
- パート勤務に変更
- 転職 or 退職

ちょっと待ってよ!
夜勤が難しいのに、夜勤専従って意味がわからないよ

夜勤専従だと生活リズムが規則的になるため、むしろ柔軟に対応できるようになるよ
夜勤専従については「子育てナースは夜勤専従に向いている!意外な理由と後悔しない転職方法」で解説しています
問題4:残業だと学童を利用しても先に帰宅できない…

忙しい職場だと残業になることが多く、学童を利用しても子供の帰宅時間には間に合いませんよね
自治体が運営する学童保育は閉園時間が17時すぎと早く、原則17時以降は親の迎えが必要です
- 残業制限の申請
- 民間学童保育の利用
- 学童を含む 登下校ルートの練習
残業制限を申請しておけば定時で仕事を終えられるため、学童のお迎えも無理なくできます
育児短時間勤務と組み合わせれば、16時ごろには退勤できるので、確実に子どもと帰宅できます

時間的に買い物とか夕ごはんの準備、下の子のお迎えまで余裕があるのって、ほんと助かるよね
一方で、職場の事情などから残業制限を申請しにくい場合は、民間の学童保育の活用がオススメ!
民間の児童保育なら19時過ぎまで預かってくれるところも多く、夕食まで提供してくれることも

ただし、それだけ利用料金が高くなる点には注意しましょう
また、入学前には学童を含めた登下校ルートの練習をしておくことも大切です
万が一お迎えが間に合わなかったときも、子どもが道を把握していれば、学童から一人で歩いて帰れます

うちも来年、長男が小学生になるから、最近は一緒に通学路を歩いています
1人で歩けるように少しずつ慣らしておくだけでも安心感が違います
残業制限については「保育園は時間内に迎えに行く!残業制限を活用して子育てしやすい働き方へ」で解説しています
問題5:習い事をさせる余裕がない…
子どもと過ごす時間を確保するだけで精一杯で、とても習い事まで手が回りません
仕事柄、不規則な勤務や土日の出勤も多く、習い事の時間に合わせたスケジュール調整は皆無です
パート勤務にすれば時間の余裕はできますが収入が減るため、習い事にかけられるお金の余裕がなくなってしまいます

こればっかりは各家庭の状況にもよるので、何とも言えません
小学生の子どもがいても働ける職場17選|日勤限定
小学生の子どもがいても働きやすいオススメの職場は、以下の17つです
- 病院の外来
- 透析室看護師
- クリニック
- 訪問看護
- 訪問入浴
- 検診センター
- デイケア、デイサービス
- 介護施設
- 保育園
- 放課後デイサービス
- 産業看護師
- 健康保険組
- 行政機関
- 保健師
- 治験コーディネーター
- 大学や専門学校の先生
- フリーランス看護師【※新しい働き方の提案】
日勤限定の職場だけに厳選して紹介するので、これから子供が小学生になる方は必読です
各職場のおすすめポイントや実際にその職場で働く現役ナースの声も紹介しています
日勤限定の子育てナースにオススメの職場は「【日勤限定】あなたに合う転職先はどれ?子育てしやすい職場17選と現役ナースの声」で解説しています
登下校・学童保育に関する子育てナースの体験談3選
登下校・学童保育に関する悩みを抱える子育てナース3名にインタビューをもとにまとめました
体験談であり、子育てナースのリアルな声ですので、ぜひ読んでみてください
- 学童保育が定員オーバーで詰んだ…
- 計画的に転職して、入学初年度を乗り切ったけど…
- 最初からカギっ子|冷めた食事でゴメンよ
体験談1:学童保育が定員オーバーで詰んだ…

学童保育が定員オーバーで入れませんでした…
共働きが増え、学童保育の需要が高まる中、定員オーバーで入れないと 悩む、子育てナースも少なくありません
特に公立の学童保育に入れると思い民間に応募していないと、落選して悲惨なことに…
つまり、4月から子どもを預かってくれる場所がありません

結局、母親に1か月任せることになりました
Aさんは実家から近いところに住んでおり、すでに両親とも退職していたため、柔軟に対応できたと話していました

子育てナースの両親の多くはまだ現役で働いており、仕事の関係で遠方済みの人だっています
頼れる場所が学童保育しかない子育てナースもいるため、申し込みは計画的にしましょう
- 公立:11〜1月(市区町村によって異なる)
- 民間:施設によって異なる
体験談2:計画的に転職して、入学初年度を乗り切ったけど…

私は父子家庭なので、働き方を変えて対応する以外に選択肢がありませんでした
小学校入学の前年度に部署が変わり、残業が増えたこともあり、延長保育などを駆使して何とか乗り切っていたKさん
家庭の事情を話して日勤だけの部署に異動希望を出すものの、「異動は難しい」と却下
悩んだ末に、透析専門のクリニックに転職したそうです

外来でしたし、はじめは遅番も免除してもらえるとのことだったので

そんなこんなで何とか4月は乗り切りましたが、5月に入ってゴールデンウィークで撃沈です
転職してそんなに経っていないので、1週間休ませてとは言えず…

どうやって乗り切ったんですか?

車で1時間ほど離れた姉の家族にゴールデンウィークだけ預かってもらいました
やはり最終手段は両親や兄弟など身内に頼る人が多いようです
体験談3:最初からカギっ子|冷めた食事でゴメンよ

私は夫婦ともに忙しい病院の看護師なので、最初から帰宅時間に迎えられるなんて考えてもいませんでした

では、入学直後からどのように乗り切ったんですか?

夫婦ともに勤務の日は、子どもには申し訳ないですが、カギっ子になってもらいました

ご飯は温めなくても食べられるものを作っておき、入学の半年前から登下校ルートの練習とカギを開けて一人でも過ごせるように教えました
やむを得ずカギっ子になってもらう子育てナースも少なくありません

カギっ子にするにあたって気をつけることはありましたか?

まず、火の元には注意ですよね
うちはラッキーなことにオール電化だったので安心ですが、ガスの家庭は注意が必要かもですね

他にも鍵の閉め忘れないように何度も練習させました
戸建てだったので玄関だけでなく、窓も閉めるように言いました

なるほどですね!
私の先輩は、外とつながる箇所を減らしたいという理由で、あえてマンションに住んでいました
この他にも宿題は学童でサポートしてもらえるため、助かっていると話ていました
- 火の扱い
- カギの締め忘れ
- 宿題のサポート
- 登下校ルートの暗記(学童保育込みで)
まとめ:小1の壁問題は早めに対策が必要
こどもが1年生になると登下校の時間が早く、学童保育も定員オーバーなど、看護師との兼ね合いが難しくなります
朝子どもを見送ってから出発してが間に合わず、帰宅時間までに仕事を終えれないと悩む人も多いではないでしょうか

こんな風になりたくないからこそ、早めに対対策してぽきうことが大切ですね
また、学童に入れなかった場合、放課後(1年生なら14:15以降)一人で過ごさなければいけません

安全に過ごしたり、宿題を終わらせたりしてもらうためにも、学童保育には絶対に入りたいものです
具体的な対策については、本記事「登下校・学童保育に関する5つの問題と効果的な対策」で解説しています
子どもが小学生になる子育てナースの抱える他の悩みについては、以下にリンクを貼っておきます
本記事と合わせてご確認ください!
- 長期休暇の問題
- 学校行事とPTAの問題
- 宿題の問題
- お弁当の問題
- 給料の問題
では、また次回お会いしましょう🐯✨