実は看護師は子育てに最適?ナース夫婦ならではのメリット・デメリットと活かし方
こんにちは!トラカン先生です!
今回は「ナース夫婦であるメリット・デメリット」についてまとめました!
子育てをするのにナース夫婦であるメリットってあるの?
デメリットばかりに目が入って、メリットが一つも思いつかない
家族で過ごせる時間も少ないし、休日出勤もあるし
子育てをしててナース夫婦じゃなかったらと考える人も多くいます
こんな悩みを解決するために、本記事を書きました
- ナース夫婦ならではのメリット・デメリット
- 看護職が子育てに活きた瞬間(※経験談)
デメリットばかりに感じるナース夫婦ですが
読み終わる頃にはナースで良かったと思えるようになっています
ナース夫婦を10年以上、子育てを5年以上した私だからこその内容に特化して
お伝えするので、ぜひ最後までご覧ください
子育てに有利|ナース夫婦ならではの7つのメリット
子育てについてナース夫婦のメリットは7つです
- 子どもが病気時、適切な対処ができる
- 保育園に入りやすい
- 急な呼び出しにも柔軟に対応できる
- 子どもの行事ごとに夫婦で参加しやすい
- 良き理解者になる
- 家族の健康状態を気にかけ合える
- 経済的に安定した生活が送れる
メリット1:子どもが病気時、適切な対処ができる
子どもが風邪や怪我の時に、冷静かつ適切な対処ができます
病気や怪我を普段から見慣れており、対処法を知っています
- 自宅療養のポイント
- 病院に行くべきかどうかの判断
- 検査有効な時期に合わせた受診 など
症状の観察や検査・受診のタイミングを見極められるのは強みです
自宅療養するなら適切な看病もできます
そして、夫婦で相談できるため適切に対処でき、お互いの安心感にもなります
子どもから見ても頼もしいパパママです
メリット2:保育園に入りやすい
ナース夫婦な保育点数(指数)が高くなるため、入園しやすい傾向にあります
ただし、看護師だから入園を優先してもらえるわけではありません
保育点数とは入園審査に必要な点数のことで
「基準指数」「調整指数」の合計(世帯指数)で決まります
同一点数だった場合は、最も優先順位の高い子どもに入園許可がおります
認可保育園、認定こども園、小規模保育などの入園には保護者の就労時間が関係するため、保育点数が高いほど入園しやすいでしょう
メリット3:急な呼び出しにも柔軟な対応ができる
保育園からの急な呼び出しがあっても、早退しやすいです
パートナーが平日の日中休みの確率が高く、迎えを頼みやすいからです
帰りに小児科を受診すべきかも判断でき、仕事中に余計な心配が増えないのもポイント
安心できれば仕事のミスは減り、結果として早く帰れます
メリット4:子どもの行事ごとに夫婦で参加しやすい
看護師の休日は、平日・土日祝など決まっていません(特に常勤ナース)
そのため、子どもの行事に合わせて希望休を取りやすいでしょう
例えば、参加保育は平日が多いので、看護師で良かったと思いました
また、我が家では子どもの誕生日に旅行をします
平日にするため、観光地でも混雑を避けられるのもポイントです
メリット5:良き理解者になる
子育ての悩みは尽きません
そして、一人で悩んでも結論は出ず、不安が強くなるだけです
一方、ナース夫婦なら発育の知識もあり、良き相談相手になります
- 子育てに関する小さな不安で悩まなくなる
- 悩んでも相談相手がいるため安心!
- お互いの職場の同僚に相談して、解決策を持ち寄れる
職場の同僚に相談もできるため、より広い視野で子育てに向き合えます
私は小児科だったので、育児や発育について医師に相談もしていました
ナース夫婦は、子育てを通して良き相談相手になれます
メリット6:家族の健康状態を気にかけ合える
病気の治療だけでなく、予防医学や健康管理も看護師の仕事です
仕事で得た知識やアセスメント能力は、家族の健康状態を把握するのにも役立ちます
ナース夫婦なら互いの得意ジャンルがあり、違う視点で子どもの健康を考えることもできます
一時期の我が家だと
- 私(内科・小児科・救急外来)→子どもの予防接種の予約を担当
- 妻(健診センター)→食事の栄養バランスや定期検診の予約を担当
お互いに所属している診療科から担当や役割は決まるのは、面白いですよね
ナース夫婦である皆さんの家ではどんな担当があるかコメント欄で教えてもらえると嬉しいです
メリット7:経済的に安定した生活が送れる
世帯収入が高いため、経済的に安定した生活が送れます(←夜勤や残業を頑張っているからね)
看護師の需要は年々高まっており、引くて数多(あまた)です
転職先も多いため、仕事で食いっぱぐれることはありません
仕事に困らないから、心の安定にもなります
もし、今の職場が子育てに向いていないなら、転職を考えるハードルも低くなります
また、全国どこでも働けるため、居住地に縛られることもありません
子育てしやすい街に移り住むこともできるでしょう!
子育てに弱点|ナース夫婦ならではの2つのデメリット
子育てについてナース夫婦のデメリットは、2つです
- 気づいたら子どもそっちのけで仕事の話ばかり
- まともに会えない月もある
デメリット1:気づいたら子どもそっちのけで仕事の話ばかり
看護師の仕事は毎日イベントだらけです
- 認知症の患者さんが病院から脱走
- 苦労して確保したルートを1分で抜かれた
- 帰宅5分前に緊急入院
- 処方依頼をしたいのに医師が手術中
- いつぞやのインシデントを発見
病院で働いていると「うそでしょ〜」「勘弁して〜」というイベントばかり…
そして、それは看護師だからこそ理解できることばかりです
帰宅後パートナーに話を聞いてもらいたくて仕方ありません(もちろん個人情報は一切出しません)
時間を忘れ話に夢中になると、子どもは1人でテレビやYouTubeを見て過ごしていた…
こんなことは日常茶飯事です
子供が寝た後に夫婦で反省会をすることもあります
子どもも参加できる会話をするように意識できると良いですね
デメリット2:まともに会えない月もある
「先月会ったっけ?」「まともに会話してないよね?」、こんな月も珍しくありません
生活と仕事をこなすだけでも精一杯なのに
子育てにまで目を向ける余力がありませんよね
私も同じ経験があり、このままじゃダメだと思い転職しました
こんな生活が続くなら生活スタイルを見直す時期なのかもしれませんね
【経験談】看護職が子育てに活きた瞬間を10年超ナース夫婦が解説
看護師の仕事を続けていると「仕事が子育てに活きた」と感じることがあります
その事例について3つ見ていきましょう
- 千手観音みたい?一体何個手がついてるのと褒められたこと
- 保育園の連絡帳がSOAP顔負け
- 子どもの受診で医師に病気の経過がわかりやすいと褒められる
千手観音みたい?一体何個手がついてるのと褒められたこと
多重タスクを処理する看護スキルは、子どもたちの面倒を見るときに大活躍です
先日、三家族(ナースは私たち夫婦だけ)で集まる機会がありました
ママ友は話に夢中、私は子ども(5人)のお世話をしていました
一緒に遊びながら、5人それぞれに目を光らせ、怪我をしないように未然に危険なことは防いでいると
1人からママ友の「トラカン先生って子どもとの遊びながら、隅々まで目を光らせてるよね」と言われました
普段から認知症患者さんの食事・内服・口腔ケアを同時にしていたので
広い視野で多重タスクをこなすスキルが身についていたしようです
それらの経験が活きているなと感じました
当たり前と思って自然にしていることでも、実はナースになってから習得した特殊能力かもしれません
保育園の連絡帳がSOAP顔負け
保育園の連絡帳を書くのが苦にならない人もいます
というのも、看護師は文章を書くのに慣れているからです
患者記録や委員会の議事録、看護研究など文章を書く機会が多いので、自然と上達しています
そして、連絡帳を読み返すと、SOAP顔負けの記録になっていることも!
ママ友の中には「何を書いたら良いかわからない」という人もいます
必要な情報を簡潔に書くスキルが身についています
病気の経過がわかりやすいと褒められる
子どもが風邪で受診した際、医師のほしい情報を抜粋して伝える能力が高いです
病院の中で医師に一番関わるのは看護師です
医師が何を考え、どんな情報をほしがっているか、聞かなくてもわかります
例えば、子どもが風邪で受診したなら
- 発症(→罹患期間から現在の病期を予測するため)
- 症状の種類と変化(→感染症の種類を特定するため)
- 薬の使用の有無(→飲み合わせや使用中ならその薬の効果を知りたいため)
- 食事摂取の状況(→脱水のリスク、点滴の検討をするため)
ナース夫婦なら「そうそう、こんな感じ」って思ったのではないでしょうか?
一方で、病院には医療者と知られたくない人もいるため、聞かれたことだけを答える人もいます
どっちが良いはありませんが、どちらもナースならではの行動ですよね
まとめ:子育てするならやっぱりナース夫婦が最強だった!
今回は「ナース夫婦ならではのメリット・デメリット」について解説しました
ナース夫婦には子育てに有利な7つのメリットがありました
- 子どもが病気時、適切な対処ができる
- 保育園に入りやすい
- 保育園からの急な呼び出しでも帰りやすい
- 子どもの行事ごとに夫婦で参加しやすい
- 良き理解者になる
- 家族の健康状態を気にかけ合える
- 経済的に安定した生活が送れる
デメリットを考慮しても、ナース夫婦の方が子育てしやすいでしょう
そして、看護師として培ったスキルは、日々の子育ての中で活かされています
- 多重タスクの処理
- 保育園の連絡帳などの記録物の処理
- 子どもの受診における医師への状態報告
気づいていないだけで、実はスムーズに子育てできているのです
メリットを活かしつつ具体的な方法で両立を目指したい人は、こちらの記事をどうぞ▼