「子どもの行事で休みたい…」と言えないママナースのためのやさしい対処法

こんにちは!トラカンです!
今回は「子どものことで有休を取りやすくする方法」についてまとめました!

子どもの行事があるから休みたい…
でも、周りに申し訳なくて言いづらい…
シフト制の職場で働くママナースにとって、子どもの行事と仕事のスケジュールが重なるのはよくあること
でも、「有休ください」と言うのって、なんだか気が引けるんですよね
実はこの悩み、あなただけじゃありません

わたし自身も何度もモヤモヤしてきました
でも、制度や対処法を知ることで、罪悪感なく休みが取れるようになりました
この記事では罪悪感なく、子どものことで有休が取るために以下のことを解説します
- 【結論】「子の看護休暇」で割り切って休む
- 休み希望を言い出しにくいときの対処法
- 子どもの行事だと休みにくい理由
私が利用して効果のあった対処法や制度に絞ってお伝えするので、かなり現実的な内容になっています
この記事を読み終えるころには、「あ、有休ってこんなふうに取っていいんだ」と、少し心が軽くなっているはず
子どもの大事な日に、職場のことは気にせず楽しめるように、今から一緒に準備しましょう
【結論】「子の看護休暇」で割り切って休む
年休ではなく、子の看護休暇で休みましょう

子の看護休暇ってどんな制度?
子の看護休暇とは、小学校就学前の子どもを持つ労働者が、子どもの病気やケガ、検診、予防接種などの際に取得できる休暇制度です
つまり、この休暇を使えば周囲にも子どものための休みだと伝わります
年休だと「ずる休みじゃないよね?」と思われないか不安になりますが、子の看護休暇なら割り切って休めますよね
ただし、遠足や運動会など健康とは直接関係のない行事には使えないので注意です
詳しくは子育てナースが意外と知らない子の看護休暇!急な迎えや小児科受診で年休はNGで解説しています
休み希望を言い出しにくいときの3つの対処法
休み希望を言い出しにくいときは、以下の3つの対処法を試してみてください
- 対処法1:早め&具体的に伝える
- 対処法2:言い方で伝わり方が変わる
- 対処法3:普段の人間関係も大事にしておこう
- 対処法4:部署移動 or 転職
ちょっとしたことを意識するだけで休み希望が言いやすくなるので、必ず読んでください
対処法1:早めに相談する
直前になって休み希望を出すから、気まずさを感じ、同僚からの目も気になります
だからこそ、日程がわかっている行事は早めに相談しましょう

「〇月〇日に子どもの運動会があるので、お休みをお願いしたいです」
できるだけ早めに、日にちをハッキリ伝えるのがポイントです
相談される師長としてもシフト作成や周りとの調整がしやすくて助かります
対処法2:言い方で伝わり方が変わる
感謝と協力の気持ちをひとこと添えるだけで、まわりの印象もグッと良くなります
例えば

〇月〇日に子どもの予防接種があるためお休みをいただきたいです
その日の委員会は資料を作り〇〇さん申し送っておきます
伝え方一つで相手の印象もガラッと変わる感じがわかりますよね
休む日の負担を減らす努力を見せることで、休み希望について伝えやすくなります
対処法3:普段の人間関係も大事にしておこう
お互いさまって、普段の関係づくりがあってこそですよね
人間関係が良ければ、子どもの行事で休む際も受け入れてもらいやすいでしょう
相談もしやすく、言いやすい雰囲気にもなります
対処法4:部署移動 or 転職(※休めない職場なら)
どうしても休み希望が言い出せないなら、部署移動や転職も検討しましょう
そこで働く限り子どものために休んであげるのは難しいです
特に理不尽な断り方や希望を聞く気がない職場には期待できません
転職については子育て中の看護師でも簡単に転職できる!4つの理由と転職成功のコツまとめで解説しています
子どもの行事だと休みにくいのはなぜ?

そもそも子どもの行事が理由だと休みにくいのはなぜ?
主な理由は、以下の3つです
- 理由1:なんとなく、申し訳ない気持ちになる…
- 理由2:独身スタッフの目が気になっちゃう…
- 理由3:職場の雰囲気も影響しているかも
理由1:なんとなく、申し訳ない気持ちになる…
病気や忌引き以外の休みだと、何となく申し訳ない気持ちになります

そうなんですよね
別に旅行に行くとか、友達と会うとかじゃなく、運動会や発表会なんだけど、なんかね…
「また休むの?って思われるかも」って、勝手に気をつかっちゃいますよね
でも、実はあなただけじゃありません!
多くのママナースが、同じような“休みづらさ”を感じています
チームで動く仕事だけに「誰かに迷惑かけたくない」という思いやりが強くなるんだと思います

それに、看護師の多くは真面目で責任感のある人なんですよね
理由2:独身スタッフの目が気になっちゃう…

「また子ども関係の休み?」なんて思われてないかな?
「こっちは自由に休めないのに」って思われてたらどうしよう…
そんなふうに、周りの目を気にしてしまうのも無理ありません
特に、独身スタッフは急な休みを補うために犠牲になりがちです

私もひどい時で月に6回くらい勤務交代がありました

しかもいつも言いやすい独身スタッフばかり犠牲になるので、その人には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです
自分が独身の頃は「なんだかな…」と思っていました
しかし、子どもができて急なお休みをもらうようになり、困った時はお互い様だなと考えられるようになりました
理由3:職場の雰囲気も影響しているかも
職場自体が休みを取りにくい雰囲気の可能性もあります
- シフトがギリギリで、「誰かが休むとまわらない…」っていう状態
- 表向きは“有休OK”でも、実際は「空気読んでよね」な雰囲気
言い出せないのはあなたせいではなく、職場の体制や雰囲気が原因かもしれません
子どもの行事に休みをとるのは“ワガママ”じゃない

子どもの行事に休みをとるのは“ワガママ”じゃない
これは私だけでなく全子育てナースが思っています
その理由は、以下の2つです
- 有休は「労働者の権利」
- 今しかない時間を大切にしたいから
有休は「労働者の権利」
そもそも有休は、職場のサジ加減で決めるものではありません
法律(労働基準法第39条)で定められた全ての労働者に与えられた権利です
そのため、原則申請が却下されないでしょう

休むことは悪いことではないと思えただけでも救われました

ただし、忙しい時期や人手が足りていないと、どうしても難しいと断られることもあります
子どもの行事のための休暇制度を設けている病院もあります
行事にしっかり参加できたら、気持ちを切り替えて仕事に向かえます
今しかない時間を大切にしていい
子どもが小さいうちの行事って、ほんとうに一瞬です!
そして、それは子どもにとっても同じです
「パパママが見にきてくれてた」という安心感は、子どもの心を満たします

発表会や授業参観に親が来てくれたら、なんか安心した経験がみなさんにもあると思います
今しかない時間を大切にしてあげるためにも、必要な休みと割り切って考えましょう
休みたいなんて言い出せる雰囲気ではないなら?
職場自体が休める雰囲気ではないなら、この章で紹介する2つの方法も選択肢として考えましょう
- 選択肢1:上司にだけ、そっと相談してみよう
- 選択肢2:無理せず、頼れるところに頼ってOK
選択肢1:上司にだけ、そっと相談してみよう
「チームに言うのがちょっと気がひけて…」というときは、まずはリーダーや師長にだけ相談してみましょう
というのも、最終的に休みにするかどうかを決めるのは上司だからです
いくら同僚に相談しても、その人たちが休みに変更してくれるわけではありません
事前に相談しておけば、シフトや業務分担を考え、休ませる方向でも考えやすいでしょう
選択肢2:無理せず、頼れるところに頼ってOK
仕事は忙しく、雰囲気も最悪で、休める兆しなし…みたいな人は、以下の方法も選択肢の一つです
- パートナーや実家にサポートをお願いする
- 一時保育やファミリーサポートを活用する
- 半日年休を使う
「どうしても休めない…」ってときでも、できる範囲で関わる方法を探してみるのもアリです

特に半年休はおすすめです
完全な休みではないため、職場に仕事のことも考えてますアピールができるからです
それに、子どもの風邪などに備え、できるだけ年休は温存しておきたいですもんね
まとめ:有休は権利!今しかない子どもとの時間を最優先に
以上、子どもの行事に休みにくいと悩む子育てナース向けに、罪悪感や迷惑をかけずスマートに休む方法を解説しました

子どもの行事があるから休みたい…けど、申し訳なくて言いづらい
迷惑をかけてしまう…
こんな悩みを抱えているなら、ぜひこの記事を何度も読み直してみてください
また、子どもの健康増進(予防接種や定期検診)には、子の看護休暇を活用しましょう
子の看護休暇を利用すれば、休んだ理由を周りに伝えられたり、年休の消費を抑えられたりします
詳しくは、こちらの記事にて解説しています

今回紹介した以外にも、子育てナース真の悩みは色々あります
読者様からいただい悩み相談を中心に、さまざまな悩みを記事にしていこうと思います
ぜひ、他の記事も読んでみてください!


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