子育てしやすい職場の特徴9選!転職前に押さえるべきポイントを解説


こんにちは!トラカンです!
今回は、子育てと仕事のバランスに悩む看護師のために「子育てしやすい職場の特徴」についてまとめました!

看護師で子育てのしやすい職場なんてあるの?
今の職場は子育てしにくいけど、転職する勇気もない…

特に今の職場しか働いたことないと、 他の職場と比較して働きやすいかもわかりませんよね
看護師を続ける以上、 子育てのしやすい職場に出会えるかは永遠のテーマです
そこで今回は、子育てしやすい職場の特徴について解説します
- 子育てしやすい職場の特徴9選
- 子育てしづらいと感じる7つの出来事
- 子育てしやすい職場17選
この記事を最後まで読めば、子育てしやすい職場の特徴や具体的な職場がわかります
現役ナースにインタビューした内容をもとに書いているので、転職における職場選びで失敗することはなくなります
また、転職は少しハードルが高いという人向けに、今の職場で申請できる子育て支援制度も紹介します
制度や転職を通して、子育てしやすい職場を見つけられるようになりましょう!
子育てしやすい職場の特徴9選|ポイントを押さえて選べば間違いなし
子育てしやすい職場を見つけるなら、以下の9つの特徴を押さえておきましょう!
- 子育てナースの割合が多い
- 子育てナースに対する職場の雰囲気が良い
- 子育て支援制度が充実している
- 残業時間が少ない
- 院内保育・託児所がある
- 子育ての経験が活かせる診療科がある
- 経験済みの診療科がある
- 家から近い
- 退職者が少ない(※長期間勤める人が多い)
ポイントを押さえて求人を探せれば、転職に絶望的な後悔はしません!
特徴1:子育てナースの割合が多い
子育てナースの割合が多い職場を選ぶと良いでしょう
なぜなら、子育てに悩む人が多いとお互いの気持ちがよくわかるからです
子育てをしている看護師が多いほど、子育てに対する職場の理解も深まります
結果として
- みんなで協力して、定時までに仕事を終わらせられる
- 子どもが風邪を引いたときに、休みを取りやすい
- 子育ての悩みについて良き相談相手ができる
また、子育てナース同士で、強い団結力が生まれます

以前働いていた病院はとても忙しい一方、子育て中の先輩ナースと協力して、みんなで定時上がを目指す雰囲気が強かったです
特徴2:子育てナースに対する職場の雰囲気が良い
職場の雰囲気についても事前に確認しておきましょう
雰囲気が悪いと、急な発熱やイベントで休みにくくなります
転職前に職場の雰囲気を確認する手段は、次の4つです
- 職場見学へ参加
- 実際に働いている友人・知人に相談
- 転職エージェントから内部事情を入手
- 口コミサイトを確認(※個人の主観であるため参考程度)
仕事内容が苦手でも職場の雰囲気が良だけで、子育てナースにとっては救いになります
特徴3:子育て支援制度が充実している
子育て支援制度が利用できれば、子育てナースが職場に感じる悩みを多くは解決します
私自身も以下の制度があるからこそ、 看護師と子育ての両立が続けられています
- 短時間勤務(時短勤務)
- 深夜業(夜勤)の制限
- 所定外労働(残業)の免除
- 時間外労働(残業)の制限
- 育児休業
- 子の看護休暇
「知らなかった…」という方は、ぜひこの機会に申請も検討してみましょう
各制度の詳しい内容は、誰も教えてくれない子育て支援制度6選|ナース夫婦は知らないと損で解説しています
特徴4:残業時間が少ない
子育てしやすい職場か見極めるためには、残業時間も確認しましょう
子どもと過ごす時間を減らしてまで残業してはダメです

子どもの成長を感じ、一緒に喜んであげられるのは今この瞬間だけです

残業なんて子どもが巣立ってからいくらでもできるもんね
また、保育園の迎え時間を考えると、残業自体が現実的ではありません
長時間労働で心身の負担も大きく、いずれ子育てとの両立に限界を向かえるでしょう
志望先の残業時間を知りたいなら、転職エージェントを通じて確認してもらえます
また、前残業(情報収集の時間)についても確認できるとベストです!
特徴5:院内保育・託児所がある
院内保育や職場から近くの託児所を完備している職場は、働きやすいです
子育てナースにとって朝は戦争です!
1秒たりとも無駄にできません
そんな忙しい朝だからこそ、送迎と出勤をまとめられるの院内保育は子育てナースの強い味方です
保育中に熱やケガをしたら、すぐ向かえるため、安心して仕事もできます

子どものことが気になると、仕事が手につきませんよね
何かあればすぐに向かえるというのは、仕事中の安心感になります
また、保育園の送迎がない分、情報収集やラウンド前の準備も落ち着いてできます
特徴6:子育ての経験が活かせる診療科がある
転職後は環境に慣れたり、業務を覚えたりで大変です…
そこで、子育ての経験を活かせる職場を選ぶのもアリです
子育ての経験を通して学んだことは、仕事をする上で活かせるからです
例えば
- 小児科病棟
→子どもの成長・発達の知識を活かし、ケアや保護者への適切な指導ができる - 産婦人科病棟
→自身の出産・育児の経験をもとに、新生児のケアや授乳指導、産後の母親へのサポートを効果的に行える - 小児科クリニック
→子どもの健康管理や予防接種の知識を活かし、保護者の不安に寄り添える
これまでの努力は無駄になりません!

私も小児科で働いていましたが、子育ての経験があるだけで、かなり重宝されました
特徴7:経験済みの診療科がある
経験済み診療科に転職できれば、心身の負担が減ります
経験値があるため一から学習しなくて良かったり、初めての処置に戸惑ったりすることもありません

その職場での方法を学べば、看護技術やエビデンスは変わらないため、柔軟に対応もできます
帰宅後も自己学習の時間を抑えられ、子どもと一緒の時間に寝られます
特徴8:家から近い
家から近いと通勤時間が短くて済みます
時間的な余裕が生まれ、子どもと過ごしたり、家事をしたりする時間が確保できます
特に小さい子どもは、親との時間が安心感になります
1秒でも多く一緒にいてあげたいと思う親も少なくありません
保育園から帰ってきたら、今日の出来事を聞いたり、心のケアをしたりする時間に当てることもできます
特徴9:退職者が少ない
退職者が少ない職場は、子育て世代以外のスタッフにとっても働きやすい職場です

特に全年齢層の人数が平均的な職場がベストです
子育て世代が辞めずに定年を向かえるまで働けている証拠だからです
一つの職場に長期間勤められれば、看護師としてのキャリアアップや福利厚生の観点からも有利に働けます
看護師が子育てしづらいと感じる7つの出来事【転職を考えるきっかけ】
子育てナースならこんな瞬間に「子育てしづらい」と感じるはずです!
- 早退や欠勤で申し訳ない気持ちでいっぱい
- 情報収集の時間がない
- フルタイムや残業ができない
- 周りの協力なしでは夜勤・休日勤務はできない
- キャリアアップが難しい
- 家事をする時間がない
- 長期休みがある
それぞれの出来事を実体験をもとに解説します
出来事1:早退や欠勤で申し訳ない気持ちでいっぱい
早退や欠勤が重なると、同僚へ申し訳ない気持ちでいっぱいになります
「子育てしながら働くことが限界なのかな…」と思わざるをえません
同僚も「子どもが風邪なら仕方ないよ」と気遣ってくれるため
余計に申し訳ない気持ちになります
夜な夜な転職サイトを見まくって、良い職場が見つからず、結局次の日を迎えます

特に保育園行きだしてすぐは、毎週のように風邪になりますよね
子の看護休暇や年休をフルに使っても、休みが足りませんよね
出来事2:情報収集の時間がない
保育園に送ってから出勤すると、いつも遅刻ギリギリです
申し送り1分前に詰所に到着、直後に申し送りが始まり、情報収集をする時間などありません
業務分担表を確認すると「オペ2件・入院1件・重症患者3人…」
情報収集をする時間がない上に、残業確定のフラグが立っています

いろんな意味で朝からアドレナリンが上がりますよね
朝の情報収集が不十分だと、スタートでつまずいて1日がスムーズに回れません
かといって、毎日30分早く出勤するのは体力的にしんどいです!
出来事3:フルタイムや残業ができない
保育園は18時、小学生になると16時には帰ってきます
フルタイムで働いたり、残業したりすると、この時間までに帰宅が難しいでしょう
特に急性期病院だと、定時ギリギリで緊急入院や急変・検査などのイベントがあります

医師も外来や手術が終わった後に指示を出すから、この時間が忙しくなるのは仕方ないんだよね
一度残業に巻き込まれると、全員が仕事を終えるまで帰れない雰囲気もあります
子育てナースは中堅が多いため、上司からの期待も熱く、重圧に感じることもあります
出来事4:周りの協力なしでは夜勤・休日勤務はできない
できることなら、家族だけで仕事と子育てを完結させたいです
子供が熱を出したり、夜泣きで寝不足になったりするたびに、何とか乗り切ろうと考えましたが、現実は甘くありません
特に夜勤や休日出勤は、パートナーの協力だけでは間に合わないのが現状です…
院内保育や夜間保育がなければ、両親や友人を頼るしかありません
もし協力を得られなければ、仕事を休むしかなくなります

日々の板挟みで、「これ以上、周りを巻き込んでまで看護師を続けるべきか?」と悩みました
出来事5:キャリアアップが難しい
キャリアアップが難しい理由は、以下の3つです
- 時間の制限
- 体力的に限界
- パート勤務選択によるキャリア制限
勤務後すぐに保育園の迎えがあり、 委員会や研修に参加する暇はありません
ましてや、 休日は子どものイベントや習い事で予定がいっぱいです
院外研修や看護研究に参加する余地すらありません
子育ても看護師も体力勝負であり、常に疲労困憊状態…
そんな中、夜勤を続けるのが難しくなり、パート勤務にしてもらった結果、キャリアアップの機会が減ります
出来事6:家事をする時間がない
仕事と子育てを両立するだけで、すでに多忙です
平日は、帰宅して栄養バランスの良い食事を作り、家中の掃除をして、洗濯物を干す…
みたいに、家事をする時間はありません
休日は、平日にできなかった掃除や溜め込んだ洗濯をまとめてするのが限界です
せっかく掃除をしても、30分も経てばおもちゃは散乱し、畳んだ洗濯物もぐしゃぐしゃにされる始末です

1回掃除をしたということで、自分を納得させる感じがありますよね
出来事7:長期休暇がある
長期休暇に子どもを見る人がいません
特に小学生になると夏休みだけで40日近くあります
運良く学童に入れたとしても、出勤時間よりも遅く始まるため、送迎が難しいでしょう
高学年になると学童に預けれないため、一人で留守番をさせなければいけません

「どこかに行っていないかな?」「火は使ってないかな?」
心配するとキリがなく、仕事も手につきません
また、学童ならお弁当持参、家で過ごすにしても昼食を作ってから出勤する必要があります
宿題の進み具合も確認できないため、夏休み最終日に全くしていなかったという話もよく聞きます
【日勤限定】子育てしやすい職場17選と現役ナースの声
子育てしやすい職場は、次の17つです
- 病院の外来
- 透析室看護師
- クリニック
- 訪問看護
- 訪問入浴
- 検診センター
- デイケア、デイサービス
- 介護施設
- 保育園
- 放課後デイサービス
- 産業看護師
- 健康保険組
- 行政機関
- 保健師
- 治験コーディネーター
- 大学や専門学校の先生
- リーランス看護師【※新しい働き方の提案】
現役ナースの声をもとに、おすすめポイントを紹介した記事は、【日勤限定】あなたに合う転職先はどれ?子育てしやすい職場17選と現役ナースの声です
あなたにとって子育てしやすい職場の条件に当てはまるか確認しながら、読んでみてください!
子育てナースが利用すべき子育て支援制度6選
子育てしやすい職場に転職も良いですが、まずは今の職場で改善できることはないか探る方が先決です
例えば、私は子育て支援制度をフル活用するだけで、かなり働きやすくなりました
具体的な制度は、次の6つです
- 短時間勤務(時短勤務)
- 深夜業(夜勤)の制限
- 所定外労働(残業)の免除
- 時間外労働(残業)の制限
- 育児休業
- 子の看護休暇
子育て支援制度については、誰も教えてくれない子育て支援制度6選|ナース夫婦は知らないと損で解説しています
意外と活用できていない人ばかりなので、この機会に必ず申請するようにしましょう!
看護師と子育てを両立するための工夫10選
子育て支援制度と合わせて、 日常的にできる工夫も知っておいて損はありません
- 院内保育園や託児所を利用する
- 育児短時間勤務制度を活用する
- いざという時に頼れる人・場所を確保しておく
- 家事・育児を分業制にする
- 同僚に相談する
- お互いに自分だけの時間を作る
- 完璧を求めすぎない
- 時短家電を活用する
- ファミリー・サポート・センター事業を活用する
- 最終手段|子育てに理解ある職場を探す
転職をしたり、子育て支援制度を申請したりするよりは、始めるハードルは遥かに低いため、ぜひ今日から始めましょう!
具体的な内容は、看護師と子育ては両立できる!ナース夫婦がすべき効果実証済みの工夫10選で解説しています
育休復帰をサポートしてくれる行政サービス
これから育休復帰をする人は国のサポートを受けて子育ていやすい職場を見つける方法もあります
例えば、厚生労働省(※委託事業)の「仕事と育児 カムバック支援サイト」では、以下の情報を確認できます
- 再就職支援情報
- ファミリーサポート・センター情報
- 保育所情報
- その他
お住まいの地域の子育て支援について詳しくなってから求人を探したいという人向けのサービスと言えます
直接、求人を見つけた人は、次の章で解説しています↓↓↓
おまけ:良い職場に出会える求人探しの方法【失敗しない選び方を伝授】
求人探しの方法は、主に2種類あります
- 看護師転職エージェント以外
- 看護師転職エージェント
あなたに合った求人探しの方法が見つかるため、ぜひ参考にしてください!
方法1:看護師転職エージェント以外
看護師転職エージェント以外で求人を探すなら、以下の6つの方法があります
- ホームページから直接応募
- ハローワーク
- eナースセンター(日本看護協会)
- 市の広報誌
- 知人・友人
- 転職(求人)サイト
各方法がどんな人に向いているかまで解説した記事は、今すぐ始める!看護師転職エージェント以外で自分に合った求人を探そうです
ライバルゼロで好条件の求人に採用される裏技も解説しているので、ぜひご覧ください!
方法2:看護師転職エージェント
看護師転職エージェントを活用できれば、忙しい子育てナースでも負担やストレスなく転職できます
看護師転職エージェントなら、転職のプロから以下のサポートを直接受けられるからです
- 求人探し
- 書類作成(履歴書、職務経歴書)
- 面接
- 当日の身だしなみの確認
- 希望先との条件交渉や職場見学・面接日の日程調整
- 内定・転職後のサポート
- おまけ:現職場の退職方法のアドバイス
しかも、これらのサポートは全て無料です

無料ほど怪しいものはないよ
それに看護師転職エージェントは悪い噂も聞くし、利用するのは怖いよ

そんな人は看護師転職エージェントの仕組みについて知れれば、安心して利用できますよ
詳しい内容は、怪しい!看護師転職エージェントの仕組みと悪い噂の真相を解説【※経験談あり】で解説しています
まとめ:子育てのしやすさは職場で決まる!
今回は子育てナースにおける「子育てのしやすい職場の特徴」について解説しました
子育てのしやすい職場の特徴を押さえておくことは、転職成功の必須j条件と言えます
そのため、以下の特徴について再度振り返っておきましょう
- 子育てナースの割合が多い
- 子育てナースに対する職場の雰囲気が良い
- 子育て支援制度が充実している
- 残業時間が少ない
- 院内保育・託児所がある
- 子育ての経験が活かせる診療科がある
- 経験済みの診療科がある
- 家から近い
- 退職者が少ない(※長期間勤める人が多い)
これらの特徴があれば、職場選びで大きく失敗することはありません
具体的な職場を選びたいなら、こちらの記事で解説しているので、必ず確認してください!
