面接で聞かれる質問は決まっている|子育てナースが考えておくべき質問21選と回答例
こんにちは!トラカン先生です!
今回は「子育てナースの転職でよくある質問」についてまとめました!
子育てナースって転職面接で不利って本当?
子育てと仕事の両立について聞かれたらどうしよう…
子育てナースならではの質問と回答例が知りたい
私も転職をするまでは、独身ナースに比べて不利になると思っていました
しかし、実際には子育ての経験が強みになりました
私や転職に成功した子育てナースの先輩の意見を参考に、以下の内容を解説します
- 子育てナースの転職面接で必ず聞かれる質問4選
- 子育てナースの転職面接ならではの質問7選
- 子育てナースの転職面接で準備しておくべき逆質問3選
よくある質問に対する回答例も紹介するので、実際に自分が面接で話す内容も考えやすくなっています
スムーズに回答できれば面接官に好印象を持ってもらい、採用率も上がるでしょう
また、面接官に転職の熱意が伝わる逆質問についても紹介するため、ぜひ参考にしてください!
- 「子育てナースが面接で不利」はただの噂!むしろ子育ての経験は強みになる
- 【まずは】子育てナースの転職面接で必ず聞かれる質問4選
- 【実体験】子育てナースの転職面接ならではの質問16選
- 質問1:保育園や学校の送迎は誰が担当ですか?
- 質問2:まだお子様が小さいですが、仕事への支障はありませんか?
- 質問3:育児と仕事の両立で工夫していることはありますか?
- 質問4:家族のサポート体制について教えてください
- 質問5:子育てをしながら夜勤や残業はできますか?
- 質問6:お子さんの病気による休みの調整はどうしますか?
- 質問7:いつから働けますか?
- 質問8:育休の取得予定はありますか?
- 質問9:子育てと仕事だとどちらが優先順位が高いですか?
- 質問10:希望する配属先とその理由を教えてください
- 質問11:経験のない診療科に配属になっても大丈夫ですか?
- 質問12:育児経験を活かして、小児科や産婦人科での勤務を希望しますか?
- 質問13:子育てを通じて得た看護に活かせるスキルはありますか?
- 質問14:子育て中の看護師として、職場に期待することはありますか?
- 質問15:長期的なキャリアプランと育児の両立をどのように考えていますか?
- 質問16:休日はどのように過ごされていますか?
- 子育てナースが転職面接で聞くべき逆質問3選
- 好感度アップ|面接で意識すべき3つのポイント
- 面接官が質問をしながらチェックしていること
- 【看護師の転職】面接の事前準備と当日の流れ
- まとめ:子育てナースを強みに変えて面接に臨もう!
「子育てナースが面接で不利」はただの噂!むしろ子育ての経験は強みになる
結論から話すと
子育てナースが面接で不利というのは、噂にすぎません
不利と言われる理由は
- 子育てによりしごとができる時間に制限があるから
- 急な勤務変更に柔軟な対応ができないから
- 急遽休むことがあるから
ただ、これらの理由は子育てナースに限ったことではありません
それに、子育ては誰もができる経験ではないので
むしろ、あなただけの強みやアピールポイントになります
例えば、小児科ナースを採用するなら、子育ての経験がある人を雇いたいと思いますよね
つまり、不利になるかどうかは考え方によります
【まずは】子育てナースの転職面接で必ず聞かれる質問4選
最初に、面接で必ず聞かれる質問について確認しておきましょう
- 自己紹介をしてください
- 志望動機を教えてください
- 退職理由を教えてください(※現職の人は不要)
- これまでの経験を教えてください
回答例で意識したポイントやNGなことについてもお伝えします
質問1:自己紹介をしてください
【回答例】
トラカンと申します。
〇〇病院産婦人科で5年間勤めました。
今後は、これまでのキャリアと子育ての経験を活かし、小児医療に強い御院で学びたいと思い、志望しました。本日はよろしくお願いします。
自己紹介について回答する際のポイントは、簡単な志望動機や強みを加えること
面接官に転職意欲があるとさりげなく伝えられ、好印象を持ってもらえます
質問2:志望動機を教えてください
【回答例】
御院が小児医療に力を入れている病院だからです。
これまで5年間、産婦人科で母子の健康を支えてきました。その中で、子どもの成長に寄り添う小児医療の大切さを強く感じました。
御院は小児医療の先進的な取り組みで知られ、より専門的な知識と技術を学べる環境だと考えています。これまでの経験を活かしながら、さらに高度な小児看護を学び、子どもたちの健やかな成長と家族の支えに貢献したいと考え、志望いたしました。
志望動機は、以下の3要素を入れると
- 経験
- 志望理由(志望先の魅力や強み)
- 転職後の姿
これまでの経験と志望理由が結びつきやすく、面接官にも伝わりやすいでしょう
逆に人間関係や現職場(前職場)への不満などネガティブな内容は悪い印象を持たれるのでNGです
あなたが面接官でも「最初から不満が出る人とはちょっと…」となりますよね
質問3:退職理由を教えてください(※現職の人は不要)
【回答例】
前職では3年間、胃・大腸専門の消化器外科で多くの経験を積んできました。そんな中で、膵・胆・肝の領域にも興味を持ち、消化器分野をより広範囲な視点から見れるようになりたいと思うようになりました。
御院は膵・胆・肝の領域に強い病院であり、自分がキャリアアップするのに最適な環境と考えております。私自身の成長と患者様への質の高いケア提供を目指して、新たな環境で挑戦したいと思い、退職を決意しました。
退職理由を回答する際は、ポジティブな理由で退職したことをアピールしましょう
向上心やチャレンジ精神が高い人と感じてもらえ
採用後も力を存分に発揮してくれそうという印象を持ってもらえるからです
逆に人間関係や職場環境などネガティブな理由はNGです
「同じ理由ですぐに辞めそう…」というマイナスイメージを持たれます
質問4:これまでの経験を教えてください
【回答例】
急性期の整形外科病棟で6年間働きました。術前術後の患者の不安の軽減や苦痛の緩和、術後管理など急性期ならではの看護を経験しました。回復期病棟は他にあったため、患者様が退院していく姿を見ることは少なく、働く中で退院支援や退院調整に興味が湧きました。
御院で働くことができれば、整形外科患者の急性期から回復期まですべて一つの病棟で完結されており、これまで急性期看護で培った経験を活かしつつ、退院支援にも携われると考えております。
これまでの経験について回答する時は
経験内容と志望動機を紐付けて話すことを意識しましょう
あなたの経験が就職後にどのように活かされるか
面接官にイメージしてもらえます
何度か転職した経験があれば、病院名とそこでの経験を合わせて伝えるとわかりやすいよ
【実体験】子育てナースの転職面接ならではの質問16選
必ず聞かれる質問を抑えたら
次は子育てナースならではの質問についても確認しておきましょう
- 保育園や学校の送迎は誰が担当ですか?
- まだお子様が小さいですが、仕事への支障はありませんか?
- 育児と仕事の両立で工夫していることはありますか?
- 家族のサポート体制について教えてください
- 子育てをしながら夜勤や残業はできますか?
- お子さんの病気による休みの調整はどうしますか?
- いつから働けますか?
- 育児休暇取得の予定はありますか?
- 子育てと仕事だとどちらが優先順位が高いですか?
- 希望する配属先とその理由を教えてください
- 経験のない診療科に配属になっても大丈夫ですか?
- 育児経験を活かして、小児科や産婦人科での勤務を希望しますか?
- 子育てを通じて得た看護に活かせるスキルはありますか?
- 子育て中の看護師として、職場に期待することはありますか?
- 長期的なキャリアプランと育児の両立をどのように考えていますか?
- 休日はどのように過ごされていますか?
質問1:保育園や学校の送迎は誰が担当ですか?
【回答例】
保育園の送迎は、夫婦で協力して行います。
毎月、シフトが出た時点で夫(妻)と1ヶ月の送迎スケジュールを立てます。
お互いに夜勤や休日出勤が被った時は、近くに住む両親に協力をしてもらいながら、今のところ問題なくできています。
また、御院に転職できれば、自宅や保育園からの距離がさらに近くなるため、これまで以上にスムーズな送迎ができると考えています。
現状を伝えるとともに、夫婦で協力できていることをアピールできます
面接官は家族の協力が得られる子育てナースかどうかも気にしています
また、志望先に転職した結果
今よりも子育てしやすくなるとアピールできれば
面接官からの印象も良くなります
質問2:まだお子様が小さいですが、仕事への支障はありませんか?
【回答例】
できる限り支障がでないように対応していきたいと考えております。
そのためには、家族の協力が不可欠なので、夫(妻)や両親には事前に転職後に協力してもらうように話し、了承してくれています。
もし、子どもの急な発熱や勤務変更などがあっても、月に5日程度なら代わりにみてもらえます。
それでも難しいなら早めに上司に相談するなど、仕事への支障を最小限に抑えられる対応をしていきたいです。
面接官は、家族の協力体制について確認しています
子どものこととはいえ、休みが多いと病棟が回らないからです
家族の協力体制があれば、休む回数も多少なりと減ります
ポイントは、協力体制を具体的に伝えること
今回だと月に5日程度は家族の協力が得られると話しています
これらは、私たち夫婦や子育てナースの先輩に聞いて書いています
回答例についての詳しい解説もあるので
ぜひ参考にしてみてください
質問3:育児と仕事の両立で工夫していることはありますか?
【回答例】
夫婦で家事・育児を分業制にすることです。
分業制にしたことでお互いにやることが明確になり、悩んだり、迷ったりすることがなくなりました。我が家では、夫が掃除・ゴミ捨て担当、妻がご飯・買い物担当をしています。
もちろん、お互いの勤務上、難しい場合は臨機応変に対応しています。
具体的な分業の例をあげており
日頃から本当に工夫をしているのが伝わります
また、夫婦で臨機応変に対応できることも伝え、柔軟性のある人材アピールもできています
他にも、看護師と子育ての両立のためにできる工夫について、こちらの記事をどうぞ
看護師と子育ては両立できる!ナース夫婦がすべき効果実証済みの工夫10選
質問4:家族のサポート体制について教えてください
【回答例】
私の実家は自宅から近く、いざという時は頼りやすい環境です。急な勤務変更や夜勤など、できる限り柔軟に対応していけたらと考えております。
一方で、夫(妻)も常勤看護師をしており、夜勤が月に5・6回も被ってしまうと、家庭が回らなくなる可能性があり、心配しております。
子育てしながらでも柔軟に働ける看護師は、採用されやすいでしょう
家族の協力体制があれば、急な勤務制度や夜勤にも対応できますし
ただ面接官に好印象を持ってもらうために無理したり、嘘をついたりしてはいけません
どの範囲までなら夜勤や勤務変更が可能かなども具体的に伝えておくと
転職後に行き違いになりません
質問5:子育てをしながら夜勤や残業はできますか?
【回答例】
夜勤や残業については、子育てとの兼ね合いもみつつ、徐々に回数を増やしていければと思います。
また、夫(妻)や近くに住む両親も良き理解者であるため、周囲の協力も得ながらできる限り夜勤や残業にも柔軟に対応したいと考えております。
よろしければ、御院で働いている子育て看護師さんがどのようにされているかお伺いしたいです。
夜勤や残業について聞かれたら、なるべく柔軟に対応する姿勢も見せることが大切です
また、実際に働いている人の状況を聞くことで
志望先の状況に歩み寄るアピールできます
入職後のトラブルを予防する意味でも大切です
質問6:お子さんの病気による休みの調整はどうしますか?
【回答例】
夫(妻)や両親に協力してもらう、病児保育の活用などを考えています。
夫も看護師であり、子育てには理解のある職場なので、お休みや早退についても、普段から話し合って決めています。急な発熱などについても夫や両親が柔軟に対応できます。
ただ、子どもが重病の時は私がそばにいてあげたいという思いもあるため、その時は上司に相談させていただき、休ませてもらうこともあるかと思います。
子育てナースが避けて通れないのがこの質問
この質問に対しても現状を正しく伝え
誠心誠意持って仕事も取り組む姿勢を伝えましょう
どのような状況なら上司に相談したいかも伝えておくと入職後に誤解が生まれることもありません
質問7:いつから働けますか?
【回答例】
内定が決まり次第、退職手続きを進めようと思うので、最短で2か月後を考えております。
もし採用していただいた場合、現時点で何月採用になるかなどあれば、目安として教えていただきたいです。
中途採用の多くは即戦力を見越しての採用です
そのため、面接官は1日でも早く働いてほしいと思っています
そこで面接前に「今の職場が最短どれくらいで退職できるか?」を確認しておきましょう
面接官も退職時期の目安がわかる求職者の方が採用しやすいからです
意外とできていない人も多いため、ちょっとしたことで他の求職者と差をつけましょう!
質問8:育休の取得予定はありますか?
【回答例】
今のところ、ありません。
ただ、今後妊娠する可能性はあります。御院で長く働きたいと考えているため、育休についても考えています。
面接官は
現在の妊娠しているか?
今後妊娠予定はあるか?
を気にしています
転職後すぐに妊娠して産休や育休に入られると、せっかく採用してもすぐに欠員になるからです
質問9:子育てと仕事だとどちらが優先順位が高いですか?
【回答例】
今は子どもが小さいため、子育ての方が優先度が高いです。
子どもが小学生になって手が離れてきたら、御院で看護師としてキャリアアップしたいと考えており、仕事の優先度が高くなると考えております。
まずは正直に子育て優先であることを伝えましょう
その上で今後は仕事の優先度が高くなることを伝えましょう
質問10:希望する配属先とその理由を教えてください
【回答例】
希望する配属先は、NICU(新生児科)です。
理由は小児科勤務と子育ての両経験が最大限活かせる診療科だと考えているからです。特に出産の経験から、出産直後の母親の心境に対する理解が深まり、看護師・母親視点での看護ができるのではないかと考えています。
また、子育てが一段落したら、より高度な医療・看護を目指して「新生児集中ケア認定看護師」を取得したいと考えております。
ただ、はじめから希望の配属先になるとは限らないため、最初に配属していただいた場所でできる看護を一生懸命していきたいと考えております。
面接官は配属先を聞くことで、入職後の目標を確認しています
ポイントは、もし希望の配属先にならなかった場合についても一言添えること!
希望に添えなかったとしても、一生懸命働いてもらえる求職者は
面接官が好印象を持ちやすく、採用率も上がります
質問11:経験のない診療科に配属になっても大丈夫ですか?
【回答例】
経験のない診療科になったとしても、新しい知識や技術を積極的に吸収し、1日でも早く独り立ちしたいと考えております。経験がない診療科だからこそ、看護師の視野を広げるチャンスとして真摯に取り組みたいです。
そのために先輩からの指導を謙虚に受け止め、できることは伸ばし、できないことはできるだけ早く改善します。
また、これまでの経験が活かせる場面では、より一層そのスキルを高めていきたいと考えております。
経験のない診療科に配属されるをネガティブに思う人も少なくありません
しかし、ネガティブと思うことほどポジティブに取り組みやすいことでもあります
今回のように
未経験の診療科 → 看護師の視野を広げるチャンスに変換できる人は、面接官としても安心して採用できます
一方で「できるかわかりません」「自信がありません」などのネガティブは回答は
マイナス点になりやすいため注意しましょう
質問12:育児経験を活かして、小児科や産婦人科での勤務を希望しますか?
【回答例】
その方向は考えておりませんでした。
というのも、現在、消化器外科で勤務しており、その経験を最大限活かすため同じ診療科を希望する予定だったからです。
しかし、子育て経験を強みに小児科や産婦人科で勤務するのもキャリアアップのチャンスだと感じたため、もし配属になっても一生懸命働かせていただきたいです。
現在の経験を活かしたいという意欲が伝わり
キャリアに対する真剣さが感じられます
また、質問をきっかけに新たなキャリアに対しても柔軟に対応する姿勢も評価されるでしょう
質問13:子育てを通じて得た看護に活かせるスキルはありますか?
【回答例】
非言語コミュニケーションの理解が深まりました。
現在、長男が1歳ですがやっと言葉が出てきた程度で、自分の状態や言いたいことをうまく伝えられません。そのため、こちら側が表情や仕草、泣き方などから体調や気分を読み取る必要があります。
このスキルは看護師の仕事でも最大限活かせると考えています。
例えば、今回配属先として希望している緩和ケア病棟では、状態の悪化や苦痛から言語コミュニケーションが難しい人もいます。子育てで身につけた非言語コミュニケーションで、患者の苦痛にいち早く気づき、対処できるのではないかと考えております。
子育てから得たスキルを具体的にあげて
看護業務のどのような場面に活かせるかを説明しましょう
ポイントは、自分の希望の配属先に活かせるスキルであると回答することです
面接官に配属後のイメージまで持ってもらえます
希望の診療科に配属される可能性も高まります
質問14:子育て中の看護師として、職場に期待することはありますか?
【回答例】
子育て支援制度の活用への理解を期待しています。
例えば、子育て支援制度の申請などに抵抗がない職場だと非常に働きやすいです。
子育てナースなら全員子育てに理解のある職場で働きたいと思っています
そして、面接ではなかなか言いにくいものです
しかし、言いにくいことだからこそ
しっかりと主張して自分の意思を伝えることが必要です
自分の思ったことを相手に伝えるスキルは、社会人としてGood!
質問15:長期的なキャリアプランと育児の両立をどのように考えていますか?
【回答例】
今は子育て中心の生活をしたいです
しかし、もともと看護師としても積極的にキャリアアップしたいと考えておりましたの。
そのため、子育てがひと段落したら、クリティカル分野への挑戦や、特定行為看護師などの資格の取得をして、病院に貢献できる人材として長く働きたいです。
現在の子育て重視の姿勢と将来のキャリアアップへの意欲をバランスよく示せています
その上で、今後のキャリアアップの方向性を具体的に示してお
面接官から見ても採用後の姿がイメージしやすいでしょう
質問16:休日はどのように過ごされていますか?
【回答例】
私も子どもも体を動かすのが好きなので、休日は一緒に公園で走り回って遊んでいます。
この質問では、話のつかみやストレス発散方法を探っています
回答のポイントは、アクティブな印象を与えるころです
家族とお出かけをしたり、友人と美味しいご飯を食べにいくでもOK!
仕事の不安やストレスを相談できる相手がいることも示せます
ストレス発散なら「寝て過ごす」「趣味のゲームを1日中する」とかでも良いのでは?
と思うかもですが、面接では暗い印象を与えるので避けましょう!
子育てナースが転職面接で聞くべき逆質問3選
最後に何か聞きたいことはありませんか?
面接官はあたなの転職意欲を知りたくて逆質問をします
逆質問は志望先のことを調べた上で考えなければならず、とっさに出てこないので注意!
子育てナースが志望先について知るためにすべき逆質問は
- 子育て世代の看護師の割合はどれくらいですか?
- 採用された場合、配属予定の診療科を教えていただきたいです。入職までの事前学習がしたいので
- 御院の子育て支援制度について種類と概要を簡単に教えていただけますか?
の3つです
逆質問1:子育て世代の看護師の割合はどれくらいですか?
この質問から、子育てに理解のある職場であるかを探れます
子育て世代が多い職場だと、急な発熱やケガでの休みにも柔軟に対応してもらいやすでしょう
また、子育て支援制度を申請のしやすい職場の可能性も高いと考えられます
子育て支援制度の記事はこちら
誰も教えてくれない子育て支援制度6選|ナース夫婦は知らないと損
逆質問2:採用された場合、配属予定の診療科を教えていただきたいです。入職までの事前学習がしたいので
入職への意欲や意気込みをアピールできます
事前学習ができれば転職直後の負担も減らせるため、一石二鳥です
- 子育てナースは帰宅後に自己学習できる時間も限られる
- 新しい環境で働くだけでも精神的に疲れる
子育てナースにとって転職はそれほど大変なイベントです
逆質問3:御院の子育て支援制度について種類と概要を簡単に教えていただけますか?
志望先が仕事と子育ての両立ができる環境かを探れます
ポイントは逆質問と一緒に
子育て支援制度を利用してでも志望先で働きたい・長く続けたいとアピールすることです
の一言を加えると、好感を持ってもらえます
おまけ:逆質問をする時に必ず抑えておくべきポイント
逆質問をする時のポイントは
- ホームページや求人などで調べてわかること
- 面接中に話した内容と重複すること
- 福利厚生の質問ばかりしないこと
の3つです
事前に調べてわかることを質問すると「実はこの病院に興味がないのでは?」と思われるため注意!
また、面接中に話した内容と重複すると
面接官の話を聞いていないというマイナスイメージを持たれかねません
福利厚生の話ばかりだと病院の理念や方針には興味なく
結局、待遇目当ての転職と思われるので、ほどほどにしましょう!
好感度アップ|面接で意識すべき3つのポイント
3つのポイントを意識するだけで、面接官の好感度も上がります
- 暗記した内容をそのまま話さない
- 結論から答える
- 面接の最初と最後に感謝の気持ちを伝える
ポイント1:暗記した内容をそのまま話さない
暗記した文章をそのまま話すと片言になり、自然な会話ができません
また、質問に対して柔軟な回答ができないため、丸暗記はオススメできません
もちろん、質問に対する回答を準備しておくことは大切です
しかし、それに縛られて質問の意図とは違う内容を返答する可能性もあります
ポイント2:結論から答える
質問があったらまずは結論から答えましょう
面接官が聴き心地良く、ストレスなく会話ができるからです
例えば
Q、看護師を辞めようと思ったことはありますか?
【良い回答例】
はい、あります。理由は〜〜だからです。
【悪い回答例】
実は以前〜〜というエピソードがあり、その時に看護師の仕事について考えることがありました。その時は看護師を辞めたいと思っていましたが今は看護師を続けようと思い今日面接に来ました…
比較してみると雲泥の差ですよね
看護師が医師に状態報告をする時のスキルが活きそうですね
ポイント3:面接の最初と最後に感謝の気持ちを伝える
貴重な時間を割いて面接の時間を作ってくれています
- 当日のスケジュール調整
- 場所の確保
- 質問内容の検討
- 採用した場合の配属検討 など
面接前にさまざまなことを考え準備して、当日を迎えます
そのため、面接の前後に感謝の気持ちを伝えることも大切です
相手の気持ちを考えて感謝の気持ちを口にできる人は、面接官からしても好印象です
面接官が質問をしながらチェックしていること
面接官は質問内容以外にも、以下の2点に目を光らせています
- コミュニケーションスキル
- 身だしなみ
ただ質問に適切な回答ができるだけでは、採用されません
採用率を高めるためにも
面接官がチェックしていることを知っておきましょう
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルや振る舞いに注目しています
看護師はチームワークが重要な仕事であり、コミュニケーションスキル不可欠だからです
報連相が重要なように、仕事をする上で必須スキルです
コミュニケーションスキルに長けている求職者は、面接官に
- 新しい職場でも上手に関係性を築ける
- 必要なコミュニケーションと取れるため、仕事のミスが少ない
という印象を与えます
身だしなみ
当たり前ですが、足元から頭の先まで見られています
看護師の仕事は清潔感を保つことも大切であり、身だしなみは社会人としてのマナーでもあります
実際に清潔操作の処置もあるため、清潔感は重要ですよ
第一印象や見た目重視の面接において、清潔感はアピールポイントにもなります
仕事ができそうに見えるよね
身だしなみについては、こちらの記事をどうぞ
転職面接は第一印象で決まる?子育てナースの身だしなみチェックリスト
【看護師の転職】面接の事前準備と当日の流れ
この章で、面接に向けた事前準備と当日の流れについて解説します
ザッと見るだけでも概要がわかり
面接当日の安心感になるので、ぜひご覧ください
事前準備
事前準備として、以下の2点を確認しましょう
- 持ち物
- アクセス
面接当日の持ち物は
- カバン(A4サイズの書類が入ること)
- 履歴書・職務経歴書
- メモ帳・筆記用具
- ハンカチ・ティッシュ
- 看護師免許(指定があれば)
履歴書や職務経歴書などの書類は、折り畳まなくても収納できるA4サイズのカバンがベストです
これらに加えてメモ帳や筆記用具など、すぐに記録できるものを準備しておくとGOOD!
仕事でもわからないことをすぐメモに取れる人と思ってもらえます
アクセルについては面接会場までの
- ルート
- 移動手段(基本的には公共交通機関で向かう)
- 移動時間・料金
- 緊急時の連絡手段先と面接担当者の氏名
田舎で公共交通機関が充実していない、志望先から自家用車の許可がある場合を除いて
基本的には公共交通機関を利用して向いましょう
患者さんの駐車場を使うのはNG
どうしても自家用車で向かいたいなら、コインパーキングもありです
また ダイヤの乱れなどに連絡する緊急連絡先を確認しておくことも大切です
私もバスが来なくて急遽タクシーで向かったことがあります
めちゃくちゃ焦りましたし、緊急連絡先を控えてて良かったと思いました
焦ると空回りするので、事前に確認できることはしておきましょう!
当日の流れ
病院に入る前に身だしなみをチェックします
保育園に子どもを送ってから面接に向かうなら、服装の乱れや汚れに注意です!
また、スマホの電源は落として、時間は腕時計で確認すること
早く着きすぎても面接官の都合もあるため、面接時間の5分前には受付を済ませましょう
受付では
本日、〇時に〇〇様と採用面接のお約束をさせていただいておりますトラカンと申します。
〇〇様はいらっしゃいますでしょうか?
と受付でお伺いを立てましょう
面接官が来られたら
お待たせしました。採用担当の〇〇です。
トラカンと申します。
本日はよろしくお願いいたします。
こんな感じで面接が始まります
また、子育てナースが抑えておくべき面接マナーついても
「できないと不採用…看護師転職の面接マナー超基本を当日の流れにそって解説」の記事で解説しているので、必ず確認してください!
まとめ:子育てナースを強みに変えて面接に臨もう!
今回は「子育てナースの転職面接」について解説してきました
子育てナースは働ける時間に制限があり、面接で不利になると言われます
一方で、子育ての経験は転職面接であなたを救う強みになります
本記事で紹介した質問と回答例を参考に、自まずは自分なりの答えを考えてみましょう
その上で、面接官の好感度が上がる
- 暗記した内容をそのまま話さない
- 結論から答える
- 面接の最初と最後に感謝の気持ちを伝える
これら3つのポイントを意識するだけで、採用率も上がるでしょう
もし同僚や知人の子育てナースで、転職面接を控えている人がいれば
インスタグラムでシェアしてもらえると嬉しいです!